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年商150億円の女性経営者が考える「仕事で絶対にやってはいけないNG行為」

18歳の時に中国から単身で日本へ留学、現在は岐阜県にある企業「ARTISTIC&CO.GLOBAL」の代表を務めている女性経営者の金松月(きん しょうげつ)さん。年商150億円の売り上げを達成している金さんがコミュニケーションで心がけていることは何でしょうか?お話をうかがいました。 【インタビュー第6回】⇒経理社員から年商150億円の経営者になった女性が語る「仕事で周りから信用を得るには」

言葉で伝えることの大切さ

2年で年商150億円を達成した女性経営者の金松月

2年で年商150億円を達成した女性経営者の金松月

――常に笑顔が絶えない金さんは、コミュニケーション能力に秀でていると思われます。金さんがコミュニケーションにおいて、気をつけていることは何でしょうか? 金さん(以下、金)「言葉で伝えることが大切だと思っています。『察してほしい』と思うのではなく言葉にしないと伝わりません。私も昔は言葉にせず、我慢しているタイプでした。『言わなくてもいつかは伝わる』とも思っていました。でも黙っているだけでは伝わらなくて、我慢が限界に達して、冷え切った関係になってしまった経験もあります。 そんなことから、言葉で伝える大切さを考えるようになりました。言葉にしたって、100パーセント伝わるとは限らないのです。自己主張のみではなく感謝の気持ちなどを含めて、言葉で伝えようとすることが大切だと思っています」 ――例えば、相手に注意したり間違いを伝えたりなど、嫌なことも金さんは躊躇なく伝えますか? 金「言葉で伝えることは、相手との向き合い方そのものだと思っています。誰だっていいことは言いやすいですし、嫌なことは言いづらいですよね。言わずに避けたいこともあると思います。 嫌なことでも言った方がいい場合と言わない方がいい場合もあると思うので、一概に『言うべき』とは言い切れません。でも、言わないと伝わらないのは事実です。どのように伝えるかが、その相手に対する向き合い方だと思います」

言葉で伝えられなかった結婚生活

言葉

写真はイメージ(以下同じ)

――金さんは結婚・離婚を経験なさっていますが、夫婦間のコミュニケーションで気をつけていたことはありますか? 金「結婚生活では、もっと会話を積み重ねていたらよかったと思っています。嫌だと思ったことやお願いしたいことなどを、口に出さずに我慢してしまうことが多かったです。我慢をして、話し合いをしようとしませんでした。大きな喧嘩もしたことがなかったです」 ――嫌だと思うことがあっても言わずに我慢をしていたのですね? 「そうです。言わないけれど、態度には出ていただろうと思います。仕事では前向きなコミュニケーションを心がけていますし、嫌と思うことは少ないんです。 でも家族が相手だと、『嫌』と思うことは外より多いです。外では『他人だから理解し合わなくちゃ』とコミュニケーションを取ろうと努力をすることができたのですが、家族には甘えもあるからか『いつかは分かってくれるだろう』と考えて、言葉にしないことが多かったです」
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もしもっと話し合うことができていたら…
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