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グラドル漫画家が描く芸能界のウラ。大物の誘いを断ったら消される?

 Jリーガー合コンに業界人飲み、枕営業……一般人にとっては一生無縁ともいえる、華やかながらも怖い芸能界の裏側。そんな世界を「芸能界のドンから“沈められ”そうになりませんでしたか?」と心配になるほど、大胆に描いた漫画本が話題を集めています。それも『芸能界の裏側ぶっちゃけていいスか!? 三十路グラドルのつぶやき』。  一体どういうつもりで描いたのか、描けなかった裏話はあるのか……など、気になることはたくさんあります。漫画家兼グラドルの著者のあさの☆ひかりさん(以下、あさのさん)に話を聞きました。

ホリエモンにツイートされた!

あさの☆ひかり(1)

漫画家とグラドルの二足のわらじをはき、芸能界のことを暴露したのは、あさのひかりさん

――そもそも漫画を描くことになったきっかけは、何だったのでしょうか。 あさの:グラドルとして活動し始めた頃、営業で出版社を回っていました。そのときに当時描いていた作品を、偶然なのか必然なのか持ち歩いていたんですよ。編集長に「漫画を描けるグラドル」というギャップが面白いと思ってもらえて、グラドルとしてのデビューに続き、漫画家としてデビューすることになったんです。 ――それは必然だったのかと。でも、グラドルと漫画家の二足のわらじを履くのは、かなり大変な時期もあったのではないでしょうか。 あさの:23歳で芸能活動を始めたので、もう芸歴6年、漫画歴5年になるんですね……。今はほぼ漫画家としての活動がメインになっていますが、当時は“ネタ探し”のために芸能活動をしているようなものでした(笑)。テレビの仕事と漫画の締切がかぶったときには、もうどうしようもないので睡眠時間を削って描くしかなかったですね。移動時間にネームを書いていた記憶もあります。 ――そんな努力が実を結び、初の単著出版となりましたが、反響はどうでしたか。 あさの:『芸能界の裏側~』は『本当にあった笑える話Pinky』(ぶんか社)で連載していた「愚裸ドルのつぶやき」が本になったものなんです。この5年くらい絵日記を書くような、自然な感覚で続けてきました。なので、「これを描いちゃうんだ!?」と驚かれたり、マンガに登場した方に怒られたり、堀江貴文さんが「俺が出てる」とSNSでツイートしてくれたり……多方面から反響があるとは予想していませんでした。 編集注:その後、10月16日には、ホリエモンが「おすすめ本」を紹介するサイト「マンガHONZ」で『芸能界の裏側~』の書評を書いている。 http://honz.jp/articles/-/40843 ――堀江さん……! 怖い目には遭わなかったのでしょうか。 あさの:とある芸能界の大物から、呼び出しをくらいました。恐る恐る指定された場所に出向くと、その方と1対1だったんです。「一体何を考えてるんだ!」とお説教をされましたね。「これ以上やったら……」といった警告する目的もあったのかもしれません。でも、今日もこうして生きているので、まだ危険な目には遭っていないといえるのかと(笑)。

グラドルからAVへと堕ちていくパターンも……

――よかったです。とはいえ、当然業界の方々に気を遣って、ボカしている部分も多いですよね。本には描けなかったエピソードを教えていただきたいのですが。 あさの:単行本化にあたり“ギリギリのところ”を意識する必要があったので、描けなかったエピソードは結構あります(笑)。ひとつだけお話すると、巨乳好きな某大物タレントと合コンをしたんです。ある巨乳グラドルをロックオンした彼が「俺の女になれや~」と迫っていました。でもその子は「勘弁してください」と断ったんです。その後、その子は(表舞台から)消えちゃいました。 ――怖い世界……。芸能界から追放されたグラドルは、その後どこへ向かうのでしょうか。 あさの:AVですね。人前でセックスをする仕事に慣れてしまうと、抵抗がなくなってしまうのか、AV引退後は着エロや風俗へと流れていくのが定番。一般的な感覚を保っていられないみたいです。 ――AVだと最初にガッツリ稼いで引退すれば、しばらくは食いつないでいけそうですよね。 あさの:うーん、どうでしょう。AV業界で最上位に位置するのは「単体女優」なんですね。それもあって、AV界隈の人が集まる合コンでは「マジ単体だね!=女子への最上級の褒め言葉」なほど(笑)。とはいえ単価は下がってきているので、単体女優でも一昔前まで余裕で稼げると言われていた100万円/月は難しいみたいです。芸能人限定メーカーなどから作品を出すと、売上的にはいいのかもしれませんが。

仕事を兼ねて婚活三昧の日々!

――ちなみに本書では、あさのさんご自身の恋愛は、まったく上手くいかない形で描かれていますが、実際はどうなのでしょうか。 あさの:本当に漫画の通りです。理想は「普通の男性」ですが、変な男性を引き寄せる力があるみたいなんです。たとえば大学の先輩と食事に行って、クスリを盛られたこともありました。どう考えてもデート相手にクスリを盛る男性ってマトモじゃないですよね。稀に「モテてる?」と感じたときは、大抵相手が既婚者ですし、同年代からはさっぱりモテません。 ――「漫画のネタにされる」「俺も漫画に登場するのでは?」と警戒されているのではないでしょうか。 あさの:そうかもしれません……。とくに同年代の男性だと、私の暴露漫画やネタ探しを見て引いてしまうのかと。そういう意味でちょっと年上のほうがいいですね。キャパが広い人を希望します。 ――結婚願望はあるんですね! あさの:もちろんあります! 婚活もしていますよ。芸能界の裏に限らず、社会・生活全般の裏を一般のアラサー女子目線で描く連載も担当するようになったんです。そのネタ探しを兼ねて婚活関連イベントなどは積極的に参加しています。 ――最近ではどんなところに参加しましたか。 あさの:神主合コンと自衛隊合コンですね。神主さんは神職だからいい人がいるかな……と期待しましたが、汚い世界を見ました(笑)。自衛隊のほうは20分前に私が会場に到着したところ、すでに男性陣が“整列”していて驚きましたね。彼らのLINEが面白くて。使い方がわからないらしく、LINEを使いたいはずなのに、なぜかFacetimeでかかってくることも(笑)。 ――いいネタであふれていますね(笑)。最後に今後の目標を教えてください。
あさの☆ひかり(2)

明るくインタビューに答えてくれました

あさの:アングラな世界を見て触れてきたぶん、危険察知能力を培ってきました。今後もそのスキルを活かして、普通では知ることのない世界に切り込んでいけたらと思います。 【あさの☆ひかり(http://www.hades-e.jp/talent_yoyogishimai.html)】 漫画家、グラドル。初の単行本『芸能界の裏側 ぶっちゃけて いいスか!?』(ぶんか社)が話題に。『SEDA』で「東京プテラノドン」、『本当にあった笑える話Pinky』で「愚裸ドルのつぶやき」など連載多数。12月から『週刊大衆ヴィーナス』で新連載がスタート。 <TEXT/池田園子>
池田園子
86世代のライター。楽天→ITベンチャー→フリーに。恋愛、Web、アプリ、ガジェット、美容ネタなどを書く
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