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超簡単でかわいい「果物たっぷり宝石ゼリー」の作り方。美容にも◎

 心に染みる、おいしいゼリー。 懐かしの果物ゼリー ステイホーム(STAY HOME)をきっかけに、今まで忙しくてなかなかできなかった「スイーツ作り」が人気のようです。確かにスーパーの製菓コーナーに行くと、ホットケーキミックスや混ぜるだけで作れてしまうキットなど、品切れているのを見かけます。実は我が家でも、子供と一緒に簡単デザートクッキングにハマり中。そして、本当に簡単にできてしまうのに、家族が大喜びするメニューを改めて発見したのです。  そこで今回は、ちょっと懐かしい! 美容にもバッチリ!「果物たっぷり宝石ゼリー」の作り方をご紹介したいと思います。

ゼラチンは美容食!

懐かしの果物ゼリー そもそもゼリーは、砂糖や香料を加えて型に流し込んで固めた冷菓子のことで、固めるために使うのが、“ゼラチン”。ゼラチンとは、動物(主に豚)の皮膚や骨などを作る「コラーゲン」を抽出したもの。そうです、美容(※)のために意識して摂取している人も少なくない、コラーゲンから作られるたんぱく質の一種で、コラーゲン由来のたんぱく質が約90%含まれ、脂肪は殆ど含まれていない高たんぱく質で低(無)脂肪な食品なのです。今回の果物ゼリーでは、ゼラチンをたっぷり加えて固めていくことにしましょう。 【参考】※コラーゲンと美容の関係について……コラーゲンの基礎知識(資生堂サイトより)

実はカンタン。余計な砂糖は不要、ジュースと果物だけで作れる。

懐かしの果物ゼリー ゼリー作りのために用意するのは、お好みの100%果汁ジュース(濃縮還元で十分おいしい!)と果物とゼラチンパウダー(簡単に扱える)。各材料の分量にルールはなく、作りたい量を用意すればOK。ゼラチンパウダーは、ジュース250mlあたり1袋(約5g)を加えるタイプが多いので、ジュース量に合わせて用意してください。  ゼリー部分仕上がりの“透明感”を考えると、ジュースは「繊維なしのりんごジュース(1リットル100~150円)」が良いですが、パイナップルやぶどうも美味。果物は、本当になんでも良いですが、生のキウイフルーツやパイナップルだとゼラチンが固まらないので、加熱をするか缶詰を使うようにしましょう。今回は彩りを考えて、いちご、ブルーベリー、皮ごと食べられるぶどうをチョイス。洗った果物を食べやすいサイズに切って用意します。 懐かしの果物ゼリー これを型に入れるのですが、容器は、何度も使えて煮沸消毒ができ、限られたスペースの冷蔵庫で固めることを考えると、“蓋付き”の耐熱ビンが適しています。 懐かしの果物ゼリー 小鍋にジュースを注いで沸騰したら火を止めて、ゼラチンパウダーを溶かします。ゼリーになるためのゼラチン量はパッケージに記載されていますが、ゼリーはかためが好きで、コラーゲンをたっぷり摂りたい方は、ゼラチン量を1.2倍にしてみてください。 懐かしの果物ゼリー ジュースの粗熱が取れたら(50度程度)、容器にゆっくり注ぎましょう。 懐かしの果物ゼリー あとは蓋をして、冷蔵庫で冷やし固めるだけ。 懐かしの果物ゼリー 固まったものをそのまま食べても良いですが、容器の周りを60度程度のお湯で1分程度温めて、ゼリーをつるんと取り出して盛り付けると、宝石のようなビジュアルに仕上がります。 懐かしの果物ゼリー さあ、とっても簡単なので、是非作ってみてくださいね! <文、写真/スギアカツキ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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