Gourmet

皮に毛がない「赤いキウイ」見たことある?ベリー味で美容成分たっぷり

 ある日、スーパーの果物コーナーで“見慣れないモノ”を発見しました。それは、「赤色のキウイフルーツ」。みなさんは食べたことがありますか? レッドキウイ(ゼスプリレッド) 実は私、去年ニュージーランドに行った際に試食をしたことがあり、グリーンやゴールドとは全く違う味わいに強く感動したことを覚えています。そのレッドキウイが、ついに日本に上陸したようなんです。このキウイ、なんと“ベリー”のような味わいで、美容に良い成分がたっぷり含まれているんです。  そこで今回は、ニュージーランド産のキウイフルーツでおなじみのゼスプリインターナショナルが発売し始めた、「ゼスプリレッド」をご紹介。美味しさや美容の観点から、魅力をたっぷりお伝えしたいと思います。

見つけたのはコレ。今年は、“ごく少量の販売”らしい

レッドキウイ(ゼスプリレッド) 私が発見したのは、こちらのパッケージ。ゼスプリレッドと書かれていて、“ベリーのような自然の甘さ”という記載がそそられます。ゼスプリ インターナショナル ジャパン(株)に確認をしたところ、確かに日本に上陸しはじめたとのこと。今年は一部の店舗のみでの、試験販売を兼ねたごく少量の販売のようです。私は東京都内のスーパー(大丸ピーコック)で購入しました。では、早速食べて見ることにしましょう。

確かに、ベリーっぽい。華やかな風味に感動

レッドキウイ(ゼスプリレッド) サイズ感としてはやや小ぶり。切ってみたところ、果肉がルビーのように鮮やかな赤色をしています。外皮はゴールドキウイのように毛がなくてすべすべタイプ。抵抗感がない人は、皮を一緒に食べても良いでしょう(私は皮ごと食べます)。 レッドキウイ(ゼスプリレッド) 食べてみると、確かにベリーのような香りと、華やかな甘みは、これまでのキウイとは別次元。酸味よりもジューシーな甘味や香りが印象的です。では、気になる栄養成分は……。

ビタミンCで美肌! アントシアニンでアンチエイジング!

レッドキウイ(ゼスプリレッド) ゼスプリに聞いてみたところ、栄養分析は今年完了予定のため、詳細の情報は来年以降の公開を予定しているそうです。ただし、予備データでは、サンゴールドキウイと同程度のビタミンCを含み、アントシアニンといった抗酸化物質も含むことがわかっているとのこと。  ここでちょっとおさらい。そもそもキウイにはビタミンC、食物繊維、カリウム、葉酸など、ダイエット・美容に嬉しい栄養素が豊富に含まれている超優秀果物。細かく見ていくと、グリーン(緑)とサンゴールド(黄)では、それらの含有量に違いがあります。ビタミンCの力で美肌力アップを目指すなら、「黄」。食物繊維による整腸作用を期待するなら、「緑」なのです。 【ビタミンC】 サンゴールド161mg、グリーン81mg 【食物繊維】 グリーン3.0g、サンゴールド1.4g ※ゼスプリキウイ1個あたりの数値。  つまり赤いキウイを食べることで、美肌づくりに欠かせないビタミンCはもちろんのこと、アンチエイジングに効果的といわれている抗酸化物質「アントシアニン」というポリフェノールを摂取できるのです。そうです、美味しくてキレイになれる理想的な果物と言っても過言ではありません。  このレッドキウイ、来年以降、徐々に販売数を拡大していく予定なんだとか。まだまだ希少ではありますが、見かけたらお試しになることを強くオススメします。 レッドキウイ(ゼスプリレッド)<文、写真/スギアカツキ> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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