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東京ディズニーランド&シー再開は?海外パークでの徹底した感染対策

 去る6月1日(月)、長らく新型コロナウイルスの影響で休業していた、東京ディズニーリゾート内の商業施設「イクスピアリ」が、営業を再開しました。 ファンタジーランド/Fantasyland_2_md 一方で同日、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの両パークは、臨時休園の継続を発表。2月29日(土)の突然の休園開始以来、3か月半という長期休園となっていますが、安心・安全への取り組みは、東京のみならず世界でも徹底しているようです。

再開のイクスピアリの“徹底した感染対策”

 東京ディズニーリゾートのイクスピアリでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、かつてないほど徹底した取り組みを行っています。  施設内で働く従業員のマスク着用、入館時の検温を徹底するほか、全館のこまめな消毒、インフォメーションや店舗におけるパネルやビニールシートの設置などの飛沫感染対策を実施。  レストランの座席や館内のベンチなどは、間隔をあけて案内するなどソーシャルディスタンスの確保にも努めているようです。ゲスト側にも感染拡大防止対策への協力を求めるほか、公式サイトによると、「ご来館にあたっては政府および自治体からの県境をまたぐ移動に関する要請などにご留意いただきますようお願いいたします」と注意喚起もしています。
シンデレラ城/Cinderella Castle_11_md

写真はイメージです(ブルーライトアップ当日のものではありません)

 ちなみに東京ディズニーランド、東京ディズニーシーは閉園はしているものの、各種SNSでの情報発信や、最前線で戦う医療従事者の方々に向けて、シンデレラ城などのブルーライトアップなどを行っていました。  また、連日のように「#ディズニーオンライン」のハッシュタグでTwitterでも話題になっていますが、パークの公式グッズが公式アプリで購入可能になったことも、この臨時休園期間中の取り組みのひとつです。

営業再開したパークも。第1号は上海ディズニー

再開した上海ディズニーランドのようす

再開した上海ディズニーランドのようす

 東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの再開は現時点では未定ですが、海外ではもう再開しているパークもあります。  上海ディズニーランド・リゾートでは、現地時間5月11日(月)に営業を再開。実は3月の時点でホテルや商業施設などで営業は一部再開していて、特に大きな問題もなかったことから、段階的な再開作戦が上手く機能した模様です。
ゲスト同士の間隔を開けるため、地面に目印が

ゲスト同士の間隔を開けるため、地面に目印が

 上海のパークの内外では、ソーシャルディスタンスの確保も徹底しています。面白いのは他ゲストとの間隔を開けるため、地面のバッテンが目印になっています。 「ここに立ってください」ではなく、「ここに立ってはいけません」という指示のほうが、ルールを守りやすい心理的な効果があるのかもしれません。この点、東京での展開に注目ですよね。
上海パークで建設中のディズニー映画『ズートピア』がテーマのエリア

上海パークではディズニー映画『ズートピア』がテーマのエリアが建設中

 ちなみに上海パークでは、ディズニー映画『ズートピア』がテーマのエリアを絶賛建設中で、つい先日、工事現場の様子を収めた最新写真が到着しました。上海も一時期は深刻な状態だったと思いますが、ガンガン再始動している印象を受けます。

フロリダではスター・ウォーズの人気キャラクターが登場!

 続いて、フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート情報です。フロリダでも上海同様、先にディズニー・スプリングスという商業施設が5月20日に再開となり、パークは7月11日以降の再開となりました。
フロリダの商業施設「ディズニー・スプリングス」の様子

フロリダの商業施設「ディズニー・スプリングス」の様子

キャストたちもコロナ対策を徹底している模様

キャストたちもコロナ対策を徹底している模様

 ディズニー・スプリングスは、東京でいうイクスピアリのような複合商業施設があるエリアで、ここでのソーシャルディスタンスの確保も徹底しています。上海ディズニーランド・リゾート同様、地面にはバッテン印があります。小さな子どももマスクをつけなければならないですが、夏場のフェイスカバーは見ているだけで大変そうです。  そのディズニー・スプリングスでは、ディズニーならではの小粋な取り組みも。
ディズニー・スプリングス内に登場したストームトルーパー

ディズニー・スプリングス内に登場したストームトルーパー

道行くゲストに呼びかけを行うストームトルーパー

道行くゲストに呼びかけを行うストームトルーパー

 映画『スター・ウォーズ』シリーズでおなじみ、ストームトルーパーがエリア内に出没して、道行くゲストに話しかけてたりしているようです。公式の案内では「運が良ければ写真も撮れるよ」くらいの情報なのですが、現地メディアなどが上げた動画を観てみると、ソーシャルディスタンスの確保をゲストに促している一幕も。  いかにもディズニーらしい演出で、感心してしまいますね!

そして東京は…新エリアお披露目はどうなる?

 そして本原稿を書いている今(6月11日)、本家カリフォルニア ディズニーランド・リゾートも7月17日に再開するという一報が入るなど、世界のディズニー・パークスが続々と復活ののろしを上げています。東京も東京アラートが解除され、ステップ3に移行すれば、何か進展があるはず。  特に東京はパークの再開の先に、本来であれば4月15日にオープン予定だった東京ディズニーランド大規模開発による新ファンタジーランドのお披露目も控えている“はず”なので、事態の好転を祈るばかりです! (C) Disney <文/トキタタカシ 一部画像提供/株式会社オリエンタルランド>
トキタタカシ
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。
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