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「とにかく愛されたい…」30代で急にメンヘラに戻ってしまった理由

おおしまりえの幸せな人生の迷い方】  恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。 イラスト 自己肯定感。それは読んで字のごとく「自分を肯定する力」です。肯定するためには、出来たことを褒めるプラスの行動もですが、そもそも自分という存在がいて良いと認めること、存在を尊重することも自己肯定感です。  よくSNSで「自分の顔がイヤすぎて、自己肯定感が低い」とか「自分が嫌いすぎて、自己肯定感がない」といった呟きを見かけます。  前者は顔という自分の一部を認められない状態(自信がない)。後者は、自分の存在自体を尊重できていない(自己を肯定していない)。この状態は、似ているようで本質的には別なのかもしれません。  そう考えると、私たちは「自己肯定感が大事」という認識はしていても、自己肯定感が一体何なのかをあまり深く知りません。かくいう筆者も、自己肯定感の低さに長年悩まされてきました。その中で様々な取り組みをして、仕事や恋愛で成功体験を積み重ねたことで、30代になってようやく高まってきたなーという実感を覚えます。  しかしある時、「これはおかしい」という出来事が起きたのです。

「とにかく愛されたい!」10代の自分がフラッシュバック

 それは、ある男性とのやり取りで起きました。その人といると、明らかにいつもの自分じゃない感覚であることに気づいたのです。
落ち込む

※写真はイメージです(以下、同)

 どういう自分かというと、まさに自己肯定感が底辺だった10代の自分のよう。この頃は、ただ人から愛されたくて、でも傷つくのが怖くて、その結果オラオラ系や支配的、体ばかりを求める男性の言いなりとなり、傷つくような恋愛を繰り返していました。いわゆるダメ女です。  パターンはいつも一緒。会っている時は楽しめても、1人になると好かれているのか不安になり、尊重されている気もしないので、常に「私は好かれている?大事にされている?」とメンヘラモードになっていました。  そんな相手とはさっさと別れろと思うでしょう。しかし、当時の自分には常に「とにかく愛されたい! でも、このままでは愛されないかもしれない」という大きな不安と疑問が渦巻いているので、少しでも自分の存在や行動を喜び、そして肯定してくれる男性が大切だったのです。たとえそれが、ダメ男だとしても。  歪んだ承認欲求を満たしていた10代の気持ち悪い感覚。それが先日、急に特定の男性を前にして湧き上がってきたのです。
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ダメな自分に戻ってしまう理由
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