「とにかく愛されたい…」30代で急にメンヘラに戻ってしまった理由
ダメな自分に戻ってしまう理由
でも、一緒にいない時は比較的安定しているのです。仕事や日常生活、全てにおいて、10代の頃に戻ったわけじゃない。でも、その人を前にすると、やっぱり良くない方向に引っ張られてしまう。これは一体どうしてなんだろう。
息切れしそうになりながら自分を客観視すると、原因にはいくつもの要素があるものの、1つは「自己肯定感」というものの本質を、大きく見誤っているのではないかと思えてきます。
例えば自己肯定感は「1回高まれば下がることはない」というイメージがありました。しかし本当は、「シーンや自分の状態によって揺れるもの」かもしれません。以前お金に関する取材をした時、自分の消費行動を振り返ると「なんか私、これじゃマズいのでは?」といった焦燥感が高まったとき、本やコスメを買い漁る傾向が私にはありました。これも自己肯定感が低くなっているから起きることです。
自己肯定感。大事なものだと知っていたけど、もう少しきちんとその性質を知り、そしてもっと自分の生き方に沿った付き合い方がしたい。心底思いますが、みなさんは自己肯定感、高いですか低いですか? というより、どんなものであるか、説明できますか?
<文・イラスト/おおしまりえ>おおしまりえ
コラムニスト・恋愛ジャーナリスト・キャリアコンサルタント。「働き方と愛し方を知る者は豊かな人生を送ることができる」をモットーに、女性の働き方と幸せな恋愛を主なテーマに発信を行う。2024年からオンラインの恋愛コーチングサービスも展開中。X:@utena0518
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