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渡辺直美の動画をガガが絶賛した「サーブできない!」ってどういう意味?

 SNSを見ていると、直訳しただけでは何を言っているのかちょっと意味の分からない英語によく出くわします。  たとえば、「仕える」「食事を給仕する」「(テニスなどで)サーブを打つ」を表す「Serve」、「凶悪犯」や「殺し屋」を意味する「thug」など。  ネイティブに聞いてみると、どちらもSNSではポジティブなスラング表現として使われているらしいのですが、辞書で引いただけではすぐに意味は分かりません。今回はその中でも、レディー・ガガのツイートで話題の表現やヒップホップ由来のスラングに注目しました。
レディー・ガガ 

レディー・ガガ 

「言葉にできない」「受け止めきれない」ガガのエモいツイート

 この夏、渡辺直美がレディー・ガガに、ゆりやんレトリィバァがアリアナ・グランデに扮して、完コピした「レイン・オン・ミー Rain On Me」のパロディビデオが国境を超えて話題になりました。  話題のパロディMVは、7月25日に渡辺直美のYoutubeチャンネル『NAOMI CLUB』に投稿され、8月25日現在までに再生回数は1400万回を突破しています。
 レディー・ガガは、この曲の振り付けを担当したリッキー・ジャクソンの投稿をリツイートする形で、8月4日に「Love this!!!(これ大好き!!!)」とすぐさま反応。よほど感動したのか1度だけにとどまらず、その2週間後の17日にも「I CANT EVEN WITH THE SERVE」と再度リツイートしました。 「I can’t even~(アイ・キャント・イーブン)」は「~することさえできない」という意味になるのですが、単体で使うと、想像を超えたものを見たり聞いたりしたときの感情を表し、衝撃的過ぎて「やってられない」「言葉にできない」といったニュアンスを含んだ言葉になります。  ガガはこれに「最高のパフォーマンスで他を打ち負かすこと」や「超絶クールなスタイル」を表現するときに使うスラング「Serve(サーブ)」を足し、彼女の受けた衝撃を強調して表現。  今風に言うなら「最高過ぎて受け止めきれない」といった感じで大絶賛したのですね。
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ヒップホップ由来、ジャスティン・ビーバー経由?のスラング
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