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三吉彩花、妊娠した親友を支える役に「自分はまだ妊娠とか考えられない」

結婚した時、大切にしていきたいこと

――将来、結婚したい相手ができたときには、仕事と結婚、出産のバランスをどう取れたらと考えますか? 『Daughters (ドーターズ)』三吉彩花インタビュー三吉「それは相手の人によると思います。もちろんお互いにですが。結婚するとなったら、自分の人生も歩みながら、ひとりだけの人生ではなくなります。もし子供が生まれたりしたら、3人の人生になっていく。その都度、ふたりや家族にとって気持ちいい空間、居心地のいい空間を作っていける関係であれたらと思います」 ――そのために譲れないことは? 三吉「小さなことでも話し合っていくこと。それから、思ったことは思ったときに言ってほしいですね。たとえば先週や先々週のことを、後になって言ってくるのは、『そのときに言ってよ!』と思います(笑)。これは友達に対しても同じです。ですが逆に言えば、それくらいです」

自粛期間中に考えたこと

自粛期間中に考えたこと

『Daughters (ドーターズ)』より

――彩乃の妊娠は予期せぬ出来事でしたが、現在、コロナ禍によって社会全体が予期していなかった状況に陥っています。自粛期間もありました。そうした自分ではどうしようもできない時間を、三吉さんはどう過ごしましたか? 三吉「私は、ひとりで考えるのが嫌いではないタイプなんです。今回、私も出演予定だった舞台が中止になりましたし、今まで当たり前にできていたことが当たり前ではないのだと知りました。そして、エンターテインメントを届けられる喜びについて改めて感じました。  そうした中で、自分は女優として何をどう表現していきたいのか、モデルとしてどうありたいのか、海外でお仕事するときのスタンスは?といったことを、1度落ち着いて考えることができました。今、仕事も再開して、新しい形で日常が戻りつつある。緊張感を持ちつつも前を向いて過ごしています」
緊張感を持ちつつも前を向いて過ごしています

『Daughters (ドーターズ)』より

――最後に、人生の転機を迎えた女性たちを描いている本作公開にあたって、読者にメッセージをお願いします。 三吉「今のお話にも重なりますが、私はこの作品を観て、自分の人生とは何なのだろうと考えました。友達が自分の隣で妊娠して、その過程を見守っていくという経験は、私にはまだありませんけど、小春を通じて、新しい命が宿って、その命を守り、繋いでいくことは、なんて神秘的なんだろう、美しいことなんだろうと感じました。色々な捉え方をしてもらえたらと思いますが、みなさんそれぞれの価値観で、ここにある美しさを感じ取ってもらえたら嬉しいです」 (C)「Daughters」製作委員会 <文・写真/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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