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岡山天音、主演ドラマが映画化「安達祐実さんに守ってもらった」

キャリアに見合った成長をしていくのって、難しい

――これだけの期間、同じ人物を演じたことがなかったとのことですが、本作を通じて、何か感じたこと、得られたものはありましたか? キャリアに見合った成長をしていくのって、難しい岡山「劇場版には萩原聖人さんと安達祐実さんが出演されていますが、出来上がったものを観たとき、変な言い方ですけど、この作品をすごく“守ってもらった”という印象を受けたんです。これからどんどん年下の人たちが出てくると思いますが、僕もそうした支え方ができる先輩になっていきたいなと思いました。  成長していくのって、難しいですよね。最初のうちはどんどん登っていけると思うんですけど、『キャリアにちゃんと見合った、もしくはそれ以上のことができるようにならないと』と、お二人の姿を見て思いましたね」

3日断食するより好きなカルチャーがなくなるほうがツライ

――今回、その萩原さんと安達さんは“サブカル狩り”をする立場として登場しました。奇しくもこのコロナ禍では、エンタメが不要不急と言われることもありましたが、何か感じることはありましたか?
3日断食するより好きなカルチャーがなくなるほうがツライ

『リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~』より

岡山「娯楽って、食べ物とかと違って、なくても本当は困らないものみたいに言われることもありますが、僕の場合は3日断食するよりも自分が好きなカルチャーがなくなるほうが、寿命が短くなる気がします。ただそのことに関しては、今回のことで改めて考えたというより、もともとそういう考えです」 ――なるほど。そうなんですね。 岡山「今回のことでいえば、制約があることで、配信とか、新しいものが生まれたりすることもあると感じました。僕自身も新しいコンテンツに出会ったりできたし。さっき、僕自身は、モノとして持っていたい派だと話しましたが、全部をモノで持つとか、全部をデータで持つとかっていうことじゃなくて、チョイスしていけば、豊かになっていくんじゃないかなと思います。  今回のことはさらに新しいものが生まれて、エンタメがまた新しい地点に進むきっかけになったんじゃないかな。だから、辛かったり大変だったり、不安だったりしたけど、コンテンツとかエンタメに関しては、日々更新されていく感じがあって、そこに救われていたところがありました」 (c)2020メ~テレ <文・写真/望月ふみ> ヘアメイク/相川裕美 スタイリスト/稲田涼子
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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『リトル・サブカル・ウォーズ ~ヴィレヴァン!の逆襲~』オフィシャルサイト
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