過激ダイエットの末に、ベーグルにたどりつく…実は“女子あるある”?
ライター・もちづき千代子。私の人生はダイエットと挫折の繰り返しといっても過言ではありません。
そんな中、これまでのダイエット体験の中で最大の減量をしたのが11年前、29歳の時のこと。わずか半年間で83キロから56キロのダイエットに成功したのです。(参照:「1円もかけずに、半年で37キロのダイエットに成功した私の“デブ脱出法”」)

しかし実は、このダイエットの立役者として、前出の記事では触れていないダイエット・アイテムの存在があります。それは、「ベーグル」。
この当時、炭水化物を一切摂らない生活をつづけた結果、私の体は米も餅もパスタもうどんも受け付けなくなっていました。どれくらいのレベルかというと、口に入れた途端に吐き戻してしまうほど。匂いとか触感で拒絶反応が出てしまうようになっていたのです。
さすがにこれはまずい、と危機感を覚えました。おそらくちゃんと病院に行っていたら拒食症の一歩手前、またはすでにそうであるという診断が出たでしょう。
そんな中、唯一口にできそうな炭水化物がパンでした。私は意を決してダイエットに差しさわりのない程度に食べてみることにしたのです。
とはいってもパンは種類もトッピングも数多く、カロリー計算がなかなか面倒。しかし、ベーグルはプレーンならばひとつだいたい300キロカロリーほど。バター・卵黄・牛乳を使っていなく、しかも噛み応えがある分、ダイエットに向いているといわれていました。
これに目をつけた私は、ちょっとずつベーグルを食べ始めました。すると、思っていたよりもかなり美味しい!恥ずかしながらベーグルを食べたことがなかった私は、久しぶりの炭水化物とモチモチ触感に感動を覚え、ベーグル好きの世界に足を突っ込んでしまったのです。
当時の私は結婚前の自分の気持ちをただツラツラと書き記すべく、日常ブログを立ち上げたばかりだったのですが、そこに日々食したベーグルを載せていました。1日3食のうち2食は確実にベーグル。夜は食べないことが多かったので、一日の食事はほぼベーグルで占められる生活でした。
美味しいベーグルを求め、評判のいい都内の店をめぐるために休日をすべて使う日々が続きました。一回のベーグル旅で4軒ほどまわり、20個ほどのベーグルを購入。それを2週に1回のペースで行ったために冷凍庫は常にベーグルでパンパン。
食べずに捨てるのはポリシーに反するので、ベーグルを食べる分だけオカズは食べないなど本末転倒な食生活になっていました。

ダイエットに成功した筆者

リバウンドしてしまった現在の筆者。ダイエット前もこのぐらいだった
ハマって食事はほとんどベーグルに

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