手元にあるキャラクターコラボアイテムをKOMEHYOにもっていった場合、今だと、どのように買取査定をしてもらえるのでしょうか。 「基本的には、コラボしていないブランドの商品と同じ価格で査定をすることが多いです。例えば、GUCCIのコラボ商品ですと、キャラクターがある・ないは関係なく、GUCCIのバッグとしての査定額になります。ただ、あまりにもキャラクターのデザインが大きく入っていたり、そのキャラクターが好きな人でないと使いづらいデザインのものは、査定額を少し下げざるを得ない場合もあるんです」 　キャラクターのデザインが前面に出ていると、査定額は下がるんですね。 「キャラクターのデザインに限らず、いまリユース市場では、個性的なものより定番商品が人気です。これはバッグに限らず、財布やアクセサリーなどすべての商品にも言えます。多くの人が使えるシンプルなデザインが好まれるので、逆にデザインが強すぎると、定番商品に比べて買取価格が変動しやすい傾向があるんです」 　なるほど。 「最近はフリマアプリの普及で、ブランド品も個人が手軽に売ったり買ったりできるようになっていますよね。ですから、ブランド品を購入される際も、売ることを見越して購入する方が多く、KOMEHYOでもより多くの方に好まれるカラーや形の商品が人気の傾向にあります」 　手元にあるブランド品を売るときに、気をつけておくといいポイントなどありますか？ 「購入時により近い条件で商品を保存しておくことをおすすめします。例えば、バッグについてくる保管用の布の袋や付属のチャーム・ストラップなどは、ぜひ大切にとっておいていただきたいです。購入時には各付属品がついていると思いますので、使わない場合でもそれを保管しておいていただけると、買取の時に評価させていただきます」 　箱もとっておいたほうがいいですか？ 「箱はなくても大丈夫です。箱のある・なしでアイテム自体の評価は変わりません。ただし、新品・未使用状態のものは箱がある方が販売に至りやすいため、ある場合は買取金額もしっかりお出しできます。もちろん、多くのお客様は使う前提で購入されると思うので、ご愛用感がある場合もあるかと思います」 　なるほど。 「けれど、そのアイテムが大好きで、大切に使っているということがわかる保存状態であれば、KOMEHYOでは最大限、査定額に反映させていただいています。長く使いたい大好きなアイテムも、ぜひお手入れなどしながら大切に使ってあげてくださいね。ご自身のセンスを信じてお買い物を楽しみ、長くご愛用いただきながら、将来の価値に期待していただきたいです」 　大事に使っていたバッグや時計が、時を超えて再評価されれば、ブランドやキャラクターのファンとしてもうれしいですよね。数年後にどんな価値になっているのか、楽しみながら大好きな商品と歳を重ねていくのも素敵です。 【KOMEHYO（コメ兵）】 創業74年目を迎えた、ブランドリユースの買取・販売専門店。ブランドの衣料、バッグ、時計、ジュエリーを中心に、幅広く買取・販売をしながら、最近ではダイヤモンドジュエリーやドレスシューズなどの「価値の再生」事業にも力を注いでいる。KOMEHYO ONLINE（KOMEHYOの公式オンラインストア） ＜取材・文／瀧戸詠未＞