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齊藤工“監督”が惚れ込んだ若手芸人・九条ジョー「圧倒的な何かに惹かれた」

齊藤監督から九条さんへおススメの映画は

――齊藤さんは、映画マニアとしても有名です。九条さん、お気に入りの映画を1本教えてください。それを聞いて、齊藤さんから九条さんへおススメの1本をお願いします。
齊藤監督から九条さんへおススメの映画は

『ゾッキ』より

九条「『パラサイト 半地下の家族』ですかね。白黒の。白黒にすることによって、より作品の良さが際立っていて、最後のどんでん返しに向かっていく疾走感がすごかった。すごく好きです」 齊藤「なるほど。ポン・ジュノ監督の作る世界って、ちょっとコウテイぽいかも。とても多面的で、ジャンルが変わっていく感じが。『パラサイト』と聞く前から考えてたんだけど、おススメはポン・ジュノの出世作の『殺人の追憶』かな。主演は『パラサイト』と同じソン・ガンホ。僕は自分が映画を作る前には、ポン・ジュノの映画を絶対に観るんです。『ゾッキ』の前にも観ました。ぜひ観たほうがいい」 九条「そうなんですね! 分かりました」 齊藤「ポン・ジュノの作品もそうなんですが、九条さんには奥行きを感じます。僕の映画の師匠は亡くなられた佐々部清監督ですが、いつも『映画は画角の奥を使う。奥にどう描くかだよ』と言われてました。『ゾッキ』でも、重要なシーンは奥を意識してます。コウテイさんのネタにも奥を感じますし、九条さんには、既存のもので測れない、恐ろしさすら感じます。噴火前の感じが、この作品にとってめちゃくちゃラッキーだったと思います。今、コウテイさんが売れ出して、みんな手のひらを変えだしてますけどね」 九条「わはは! 本当に何でもないときに声をかけていただいて。感謝しています」 (C) 2020「ゾッキ」製作委員会 <文・写真/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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