子を持つ人生か、持たない人生か。2択で考えてしまう私たちの“呪い”
卵子提供で、自分の遺伝子を残そうとする主人公
主人公の1人である純子は、あと3ヶ月で30歳を迎える独身主義者。結婚したいと思わない反面、いつか生まなかった後悔を抱くかもしれないと考え、エッグドナーに登録することで自分の遺伝子をどこかに残し、“女としての義務”を果たそうと考えます。
そんなタイミングで、同じくエッグドナーに登録をした従姉妹でレズビアンの葵(25)と偶然再会することとなります。
葵は「生理は無駄」という価値観を持っており、純子に母親にドナーに登録したことを秘密にするかわりに居候させて欲しいと持ちかけます。最初は迷惑がっていた純子ですが、だんだんと「子を産まない=女性としての役割を果たさない」という意味で、葵に同士感覚を抱き始めます。
そしてお互いがドナーに選ばれ、遺伝子上の母になることで“女としての義務”を果たそうと考え始めるのです。
30歳目前、選ばれたい私
こうした悩みの中、純子は「選ばれない自分」に、絶望感や孤独感のようなものを抱いていくのですが、その感覚には、昔の自分が勝手に感じた呪いや、先日私に悩み相談をしてくれた女性が感じていたような焦りと同じようなものが、脈々と受け継がれてきているように感じたのでした。昨日のテアトル新宿は映画監督の松本花奈さんをゲストに主演の寺坂光恵、川合空、川崎僚監督のトークでした🙌
— 『Eggs 選ばれたい私たち』公式 (@Eggs_movie) April 14, 2021
30歳を目前に控えた女性達の葛藤を描いた本作に、23歳の松本さんにも響くものがあった聞いた川崎監督は「作った意味があった!」と感無量の様子☺️☺️☺️
まだご覧になっていない方はぜひ‼ pic.twitter.com/u0Kb4sCF1k


