
次々に出てくる新しいコスメや美容法。特にアラフォー以上の“大人の美活”は日々進化しています。
大人なら、ちゃんと理屈をわかって選びたい!というわけで、ヒットコスメや話題の美容法をシリーズで取材していきます。
今回注目するのは、「お守りコスメ」と呼ばれ、肌荒れに悩む人たちから絶大な支持を得ているドクターズコスメ「
スキンバリアバーム」。「津田バーム」の通称で親しまれ、数々のベストコスメ賞を受賞している逸品です(18g、税込5940円)。

「お守りコスメ」の異名を持つ津田バーム
私、この津田バームは流行りはじめる少し前に、コスメ売り場でどうしても気になって、導かれるように買ってたんです。先見の明! 目をつけてたコスメがブレイクするとアガりますよね。
津田バームは、化粧水や美容液など通常のスキンケアのあとに塗る保護バームです。軟膏のような固めのテクスチャ、画材か?ってくらい白いバームを、付属のスパチュラ(綿棒大のスプーン)ひとさじほど肌に乗せると恐ろしいくらいに伸びて、あっという間に顔は白塗り状態。最初はびっくりしたのですが、信じて塗り込むと、色は馴染んでいき、刺激は一切なし。
季節の変わり目や肌の調子が不安定な時期に塗ると、赤みやかさつき、吹き出物予備軍などで荒れ気味だった肌を落ち着かせてくれました。「お守り」と呼ばれるのも納得です。

付属のスパチュラでひとさじすくいます

白く固めのテクスチャですが、塗り込んでいくとすぐに馴染んでいきます(上が塗り込む前、下が塗り込んだ後)
皮膚科医が、自分の肌荒れのために自作したのが始まり
そんな津田バーム開発者の津田攝子先生(つだせつこ/佐賀県の津田クリニック副院長、皮膚科認定医)に、なぜ津田バームが肌荒れに悩む人たちに支持されているのか、その秘密を聞いてきました。そもそも、津田先生、肌が綺麗すぎて、話を伺う前から圧倒的説得力がにじみ出てます。

津田バーム開発者の津田攝子(つだせつこ)先生
ところが、研修医時代はひどい肌荒れに悩んでいたとか。その対策として自作したケアアイテムが現在の津田バームの原型なのだそうです。
「肌にいいことって、規則正しい食事、睡眠。適度な運動。そんなことはもちろんわかっているんだけど、忙し過ぎてそんな生活できそうにもないというときもありますよね。それなら肌に塗るもので対処しようと思ったんです」(津田先生、以下同)
ハードな研修医時代の生活で肌荒れにお悩みだった津田先生、当初キッチンでボウルに材料を混ぜ合わせ作っていたのだとか。自らの肌荒れは改善、家族や友人からも評判を呼び、多くの人の悩みを救えるのではと商品化をめざすことになりました。