Beauty

話題の「津田バーム」は肌荒れさんの“お守りコスメ”。作った医師に聞きました

多機能で総合力が高いコスメが大人には重要

「使用してくださった方からは、「肌が安定した」、「くすみがなくなったり肌が明るくなった」、「毛穴が目立たなくなった」という声をいただいています。  今の消費者はどんどん賢くなっていると思うんです。広告やパッケージのイメージだけで選ぶ時代から、中身をしっかり知り、判断する時代に変わってきている。コロナ禍で、正しい情報を知る必要性を皆が痛感したことも一因かもしれません。その時代に支持をいただけているのは、本当に嬉しいことです」  ただヒット商品を目指すなら、「当社比50倍のビタミンC配合!」など、キャッチーな成分を多めに配合して、説明しやすい製品をつくるほうが宣伝しやすいし、近道かもしれません。肌に良いものを、刺激が少なく、かつ絶妙なバランスでまとめ上げたというのは、正直伝わりにくい。  ですが、肌の曲がり角にぶち当たった我々は、気付きます。肌を『普通』に戻すのってめっちゃむずい……って。そこで使うべきは、津田バームのような、派手さはないけどバランスのいい商品なんでしょうね。きっとこれ、歳取ると和食が一番美味しく感じるみたいなやつ。

真っ白になるほど塗り込んでみたら…

 ちなみにこのバーム、よく伸びるので少量でも肌全体にいきわたるのですが、先生によると「パックのように厚めに塗るスペシャルナイトケアもオススメ」とのこと。せっかくなので、先生のアドバイス通り、舞妓さんばりに白くなっても臆せず、たっぷり(スパチュラ大さじ3杯ほど)塗り込んでいきたいと思います。
tsuda6

塗りたては亡霊のように真っ白ですが……

 塗りたては、鏡を見たら「亡霊か?」とビビる白さですが、少し時間をおくと、「うわ、美人が貼り付いてきてるっ」と鏡の中の自分に衝撃が走りました。  なんだこれは、美肌美人の肌を移植したかのような、均一でムラのない肌が自分の顔面に登場。しかもツヤツヤしてますね。マンガなら「ピカー」というオノマトペが私を取り囲んでいるでしょう。
tsuda8

塗っているうちになじんでツヤピカ肌に!

 初期は、翌朝洗顔したらこの魔法が解けてしまっていたのですが、日々浮気せずに塗り込み続けることで、魔法が解けなくなってきました。貼り付けていた美肌が地肌になってきている……。赤みや色ムラが消え、軽くベースを整えたような状態を常にキープできるようになりました。  開発ストーリーや、成分へのコダワリも聞け、『お守りコスメ』の称号は伊達じゃないことを肌上で再確認できました。花粉、紫外線、乾燥、ホルモンバランスの乱れなど、日々脅威と戦ってくれている大事なお肌は、『本物』の製品にずっと守り続けてもらいたい! <取材・文・撮影/井澤梓> 【津田攝子(つだせつこ)先生】 津田クリニック(佐賀県)副院長、皮膚科認定医、臨床スキンケア開発医。1984年帝京大学医学部卒業。皮膚科医として勤務しながら、ドクターズコスメ開発のパイオニアとして26年のキャリアをもつ。2008年、医学理論に基づいた静脈マッサージメソッド「津田攝子式静脈マッサージ」を開発。2013年には、現在の「ドクター津田コスメラボ」を立ち上げ、「TSUDA SETSUKO」ブランドを展開。著書に『静脈マッサージで、小顔!』(講談社)など多数。
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ