夜景デートでプロポーズされたのに。自称・不動産役員に「300万円」を託した34歳女性の悲劇
マッチングアプリやSNSでの出会いが身近になる一方、恋愛感情や結婚への期待につけ込む詐欺被害も深刻化しています。
警察庁によると、2025年に全国で確認された「SNS型ロマンス詐欺」は5645件。被害額は約546億円にのぼり、認知件数、被害額ともに前年を大きく上回りました。
結婚相手を決める時、彼との未来を思い描き、心がときめくのはごく自然なことです。しかし、アプリなどで出会い、甘い言葉やプロポーズで近づいてくる男性のなかには、その気持ちを利用して金銭をだまし取る詐欺師もいます。
今回は被害にあった女性から話を聞きました。
田所紗代さん(仮名・34歳・会社員)は、都内に住む派遣社員。高い時給がもらえるテレフォンオペレーターを選び、働き始めて2年目です。

「仕事が好きとは言えません。電話先で怒鳴っている人も多いですが、クレームに対しては、丁寧に謝罪しています。お怒りのお客さま場合は、お客さまの心を沈めて各部署にお繋ぎするのが仕事なので」
紗代さんは大手の派遣会社に所属。収入としては、一人暮らしをしていても安定的に貯金ができるほど貰えているそうです。
そんな堅実な紗代さんがマッチングアプリで出会ったのが、大手不動産会社の役員だという8歳年上の男性。
「彼とのデートは、東京の夜景が見渡せるレストランが中心でした。照明は暗くて、生のジャズ演奏を聴きながら、シャンパンを開けて……、あの頃は雰囲気に完全に飲まれていましたね」

1ヶ月ほどデートを重ねたある日、彼から突然のプロポーズを受けることになります。
「今考えると、おかしな話なのですが……、あの時は運命の人だと感じていました。いつも非現実の世界に連れて行ってもらえるような、ワクワクした気持ちでした」
プロポーズをOKした紗代さんは、彼との未来を想像して常に気持ちが浮ついていたんだとか。
高時給の派遣でコツコツ貯金

写真はイメージです(以下同じ)
夢心地のデートでプロポーズ

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