Entertainment

声優・花江夏樹、“女子のチーム分け”にドキッ。「娘たちもいつか経験するのかな」

「娘たちも同じ経験をするのかな」と思うシーンも

02_kikuko――キクコが思春期に入る前で、子どもでもなく少女でもなく、あいまいな時期ですが、思春期になったら大変だろうなと思いますよね。 花江:絶対大変ですよね。特に女子のチーム分けとか(笑)。あれは本当にあるんだろうかとドキッとしましたね。男子の場合、あそこまで露骨なものはないので、もしかしたら娘たちもそういう経験をするのかなあと、ちょっと思ったり。 ――ノスタルジーいっぱいのロケーションも見ものでしたが、お気に入りの場所はありましたか? 花江:バス停のシーンなどは『となりのトトロ』をオマージュしているところがありましたよね。あと、家にしている船の感じや、焼肉屋さんのベタついた店内とかすごくよかったです。 ――その船上で暮らす親子の姿を見て、いいなあと思いました。 花江:すごくいいと思います。床がガラスになっていて魚が見えていて、すごくきれいですよね。秘密基地みたいな感じでわくわくしますよね! ずっとはきついですけど、3日くらいならキャンプ感覚で住めると思います(笑)。

普段心掛けている“当たり前のこと”

6U2A0105――人とのつながり描く作品でしたが、普段心がけたりしていることはありますか? 花江:当たり前のことですが、相手の気持ちに立って考えてみるとか、そういうところですかね。優しさはまわりまわって最後、自分に返ってくると思うので、意識的に優しくしようと思ってしているわけではないですが、嫌なことはしないですよね。 ――最後になりますが、今回の『漁港の肉子ちゃん』に声優として参加してよかったと思うことは何でしょうか? 花江:観た後に「すごくいいものを観たな」と思ったので、そう思える作品に参加できたことは、非常にうれしいことだと思いました。心動かされる、心が温かくなるような作品なので、将来、娘たちと一緒に観たりできたらいいなと思います。完成して絵や音楽が合わさったとき、アフレコのときにイメージ出来なかったものがちゃんと見えたので、みなさんにもぜひ観ていただきたいです! <取材・文/トキタタカシ 撮影/桃>
トキタタカシ
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。
1
2
Cxense Recommend widget
【公開情報】 『『漁港の肉子ちゃん』』は、2021年6月11日より全国で上映中。
あなたにおすすめ