声優・花江夏樹、“女子のチーム分け”にドキッ。「娘たちもいつか経験するのかな」
「娘たちも同じ経験をするのかな」と思うシーンも
――キクコが思春期に入る前で、子どもでもなく少女でもなく、あいまいな時期ですが、思春期になったら大変だろうなと思いますよね。
花江:絶対大変ですよね。特に女子のチーム分けとか(笑)。あれは本当にあるんだろうかとドキッとしましたね。男子の場合、あそこまで露骨なものはないので、もしかしたら娘たちもそういう経験をするのかなあと、ちょっと思ったり。
――ノスタルジーいっぱいのロケーションも見ものでしたが、お気に入りの場所はありましたか?
花江:バス停のシーンなどは『となりのトトロ』をオマージュしているところがありましたよね。あと、家にしている船の感じや、焼肉屋さんのベタついた店内とかすごくよかったです。
――その船上で暮らす親子の姿を見て、いいなあと思いました。
花江:すごくいいと思います。床がガラスになっていて魚が見えていて、すごくきれいですよね。秘密基地みたいな感じでわくわくしますよね! ずっとはきついですけど、3日くらいならキャンプ感覚で住めると思います(笑)。
普段心掛けている“当たり前のこと”
――人とのつながり描く作品でしたが、普段心がけたりしていることはありますか?
花江:当たり前のことですが、相手の気持ちに立って考えてみるとか、そういうところですかね。優しさはまわりまわって最後、自分に返ってくると思うので、意識的に優しくしようと思ってしているわけではないですが、嫌なことはしないですよね。
――最後になりますが、今回の『漁港の肉子ちゃん』に声優として参加してよかったと思うことは何でしょうか?
花江:観た後に「すごくいいものを観たな」と思ったので、そう思える作品に参加できたことは、非常にうれしいことだと思いました。心動かされる、心が温かくなるような作品なので、将来、娘たちと一緒に観たりできたらいいなと思います。完成して絵や音楽が合わさったとき、アフレコのときにイメージ出来なかったものがちゃんと見えたので、みなさんにもぜひ観ていただきたいです!
<取材・文/トキタタカシ 撮影/桃>
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【公開情報】
『『漁港の肉子ちゃん』』は、2021年6月11日より全国で上映中。













