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アナウンサー流、マスクをしても「通る声」のつくり方。真似して声を出してみて

☆腹式呼吸をやってみよう

☆腹式呼吸をやってみよう1 鼻から息を吸う。 2 口からゆっくり息を吐く。 3 次は3秒吸って、6秒吐く。 4 おへその下に手をあてて、お腹が膨らむのを感じる。 5 吸う→吐くの切り替えで、ちょっとだけ息を止めてみる。  腹式呼吸を繰り返し、腹筋が動くのを意識するだけで体があたたまってきませんか。深く呼吸をすると背筋が伸び、気分も前向きになってきますよね。気分が高揚してきたところで、さっそく声を出してみましょう。やりかたを、本書からまとめてみました。

☆声を出してみよう

☆声を出してみよう1 基本の「あいうえお(母音)」から吐く息にのせて、短く音を出す。おおげさなくらい口の形をはっきりつくってから、声を出す。さらに、できるだけ大きく口をあける。 2 長い音を出す。「あー」と伸ばしてみる。最終的には、30秒くらいまで伸ばすことができれば上出来。大事なのはあきらめず息を吐ききること。  私もやってみましたが、顔の筋肉がほぐれて、気のせいか表情も生き生きしてきました。アナウンサーの方や歌手の方が若々しいのは、正しい発声が身についているおかげなのでしょうか。  時間にしてほんの数分ですが、短い音、長い音、ともに異なった疲労感を味わいました。カラオケで歌い終わった後に、消費カロリーが表示されますよね。歌うだけでカロリーが消費されるの? と不思議だったのですが、今回本書のメソッドでそれが理解できました。音読って、全身運動に成り得るのです。  本書には、庄野俊哉氏が指導するCDが付いています。「話し方で大切なのは『間・スピード・音量』」と本書が言うように、あなただけの声の魅力が必ずあります。マスクを取ったら美声&美顔&美しい話し方を目指して、1日3分の音読を習慣にしてみませんか。 ―小説家・森美樹のブックレビュー― <文/森美樹>
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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