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ふんどしマッチョ美に萌えつつ爆笑。ドラマ「逢坂くん」は今からでも必見です

清純派ヒロインとの“恋模様”にも注目

 そして重要なのが久保田紗友演じる本作のヒロイン、宮上の担当編集者・丹内あたり。久保田は主人公をいじめる嫌な女から、仕事に精を出すクールビューティな女性まで幅広く演じ、若手女優のなかでも存在感を放つ女優。そんな彼女が今回演じるのは、清純派のヒロインです。  第1話からいきなり逢坂に一目惚れされてしまう丹内は、彼のことを漫画家の卵として興味深く見守ります。逢坂の奇怪な言動に戸惑いながらも、編集者として漫画の面白さや絵を描くことの素晴らしさを伝える、まるで女神のような存在。久保田の引き算の演技が、濃いキャラ陣のなかで上手く作用しています。この先、丹内が逢坂の恋心を受け入れる展開があるのかどうかも楽しみ!

多くの女性を萌えさせる、ほどよい細マッチョ美

 冒頭の逢坂@亀甲縛りに始まり、劇中ではたびたび男性陣のふんどし姿が拝めるほか、先輩アシスタント役の森本慎太郎と一緒に無駄に筋トレをしたり、相撲をとったりする“筋肉萌え”な場面も多く展開されます。
武士スタント逢坂くん!

ドラマの原作・ヨコヤマノブオの漫画『武士スタント逢坂くん! (1)』(小学館サービス)

 ジャニーズ勢の筋肉は、いわゆる“細マッチョ”なのがポイント。ムキムキすぎない、女性が見ていて「萌える~」「ちょうどいい~」くらいの加減がたまりません。時代映画ちっくなコントラストが強めの映像演出の妙もあいまって、濵田と森本の細マッチョ美を思いっきり堪能することができるのです。

究極のコメディドラマとして今見るべき1本

 あり得ない設定、あり得ない展開を、全員が大真面目に演じている究極のコメディ『武士スタント逢坂くん!』。逢坂の行き過ぎた真剣さと周囲の反応、思わぬ展開に思わず声をあげて笑ってしまう場面が毎話散りばめられています。  今夜放送の第9話では、江戸時代で逢坂を“打ち首”にした君主の子孫である編集者・鶯谷明喜(高嶋政宏※高ははしごだか)と逢坂の相撲対決が。高嶋の存在も、物語と笑いに深みを持たせてくれること間違いなし! 男と男が熱くぶつかり合う30分。ぜひコロナ禍の今だからこそ、秋の夜長の月曜深夜に何も考えず笑いましょうよ。 【関連記事】⇒濵田崇裕『武士スタント逢坂くん!』で好演、毒気を抜かれる絶妙なキャラだわ <文/鈴木まこと(tricle.llc)> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
tricle.ltd所属。雑誌編集プロダクション、広告制作会社勤務を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとして活動。日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間ドラマ50本、映画30本以上を鑑賞。Twitter:@makoto12130201
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