亡き夫の実家に帰省、義兄から“まさかの要求”に絶望的な気分に
何かがあったときに頼りになるのが親戚ですが、トラブルの元になってしまうのもまた親戚だったりします。とくにお金のことが絡んだときは時に収拾のつかない醜い事態になってしまうことも。
今回はデリカシーに欠ける義兄に困り果ててしまった女性のエピソードをご紹介します。
今回お話を聞いたのはK子さん(39歳・仮名)。K子さんは、早くにご主人を病気で亡くしてしまったシングルマザーです。K子さんのご主人には歳の離れた兄と姉がいました。彼らがK子さんを悩ませる元凶となるのです。
ご主人が亡くなったことで、義実家に出向くこともめっきり少なくなり、顔を出すのはせいぜい正月の帰省だけです。K子さんとしては、それすらも避けたいところですが、祖父母に会えるのを楽しみにしている息子のことを考えて年末年始にだけ顔を出すようにしていました。
義実家の義父と義母は今も健在です。近隣のマンションには義兄が住んでおり、さらに4歳歳上の義姉は近隣の県に住んでいます。その年も例年のように集まってきた親戚たち。
「新年の挨拶が済んで、宴会が一段落したときに、義兄に、これからのことで話があるって声を掛けられたんです」
なんとなく嫌な雰囲気を感じ取ったとK子さんは言います。