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上白石萌音が紅白で見せた、一見スゴくないからこその大物感

一見スゴくないからこそ、じわじわくる

 物事の勘所を押さえている安心感ゆえ、あのシンプルな装いでも自信満々に見えたのでしょうか。一見スゴくないからこそ、後からじわじわくる凄み。  なんだか、“いつ女優やめても平気ですけど”ぐらいの余裕すら感じました。何十年後かには、薬師丸ひろ子のようになっているかもしれません。

1月1日には新曲をリリース

 そんな超大物感は、2022年1月1日配信リリースの『懐かしい未来』(作詞・作曲 森山直太朗)でも変わらず。大きなメロディに乗った<もう二度とない“今”を走れ 悠遠の風のように>なんて立派なフレーズも、素直に聞けてしまいます。  これも、“いい塩梅”を知る上白石萌音の為せる業なのでしょう。 <文/音楽批評・石黒隆之>
石黒隆之
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4
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