Entertainment

ピンチのカラオケでいまだに人気、意外な鉄板曲6選「残酷な天使のテーゼ」はもう28年

④「3月9日」「粉雪」 レミオロメン

(順に2004年、2007年 オリコン最高11位 最高1位 カラオケ週間ランキング DAM83位 JOYSOUND65位  DAM45位 JOYSOUND45)
レミオロメン

レミオロメン ソングス(Amazon Music)

 並み居るビッグネームを抑え、両方のランキングに複数曲ランクインさせたベテランが、GReeeeNとレミオロメンでした。昨年朝ドラ『エール』の主題歌「星影のエール」をリリースしたばかりのGReeeeNはもちろん、活動休止したレミオロメンの根強い人気にも驚かされます。「粉雪」を“ふなぁぁぁあむしぃぃぃ”って替え歌するのも流行りましたっけ。

 ⑤「最後の雨」 中西保志

 (1992年 オリコン最高16位 カラオケ週間ランキング DAM42位 JOYSOUND68位)  30年モノのバラードもランクインです。「LOVE YOU ONLY」(TOKIO)や「言えないよ」(郷ひろみ)、「Forever」(反町隆史with Richie Sambora)など、主に90年代にヒット作を連発した都志見隆による作曲。アメリカのR&Bやソウルミュージックの都会的なムードが、見事に邦楽のフォーマットに馴染んでいます。ATSUSHI(元EXILE)のカバーも素晴らしかった。

⑥「歌うたいのバラッド」 斉藤和義

(1997年 オリコン最高91位 カラオケ週間ランキング DAM77位 JOYSOUND91位)  「ずっと好きだった」や「やさしくなりたい」などのヒットで知られるシンガーソングライター、斉藤和義の名曲。奥田民生や鈴木雅之から由紀さおりと、様々なジャンルのアーティストにカバーされています。数多い弾き語り系のバラードですが、時代と世代を超えて愛される説得力は、いまも衰えぬロック魂にあるのかもしれません。  不要不急が叫ばれるご時世で、肩身が狭いカラオケ。ですが、メインのチャートだけではわからない音楽の嗜好を教えてくれるものでもあります。  皆さんのコロナ明け一発目に歌いたい曲は何ですか? <文/音楽批評・石黒隆之>
石黒隆之
音楽批評の他、スポーツ、エンタメ、政治について執筆。『新潮』『ユリイカ』等に音楽評論を寄稿。『Number』等でスポーツ取材の経験もあり。いつかストリートピアノで「お富さん」(春日八郎)を弾きたい。Twitter: @TakayukiIshigu4
1
2
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ