Entertainment

神尾楓珠の“圧倒的な美しさ”にうっとり…『親密な他人』や過去BL作品にみる魅力

“圧倒的に美しい余韻”に浸る鑑賞後の手触り

『親密な他人』

© 2021 シグロ/Omphalos Pictures

 事実、神尾の演技に呼応して恵役の黒沢あすかも次第に感情を高ぶらせ、彼女の中に潜む虚しい過去のトラウマもまた顔を出し始める。  それぞれの過去を共有するふたりは一体、恋人なのか、はたまた親子なのか。先の読めないこの“親密な他人”同士の関係性は、衝撃的な結末に向けてアクセルを踏み込む……。  今年は神尾の主演作が2作品(『20歳のソウル』と『恋は光』)公開予定だ。『親密な他人』の結末の衝撃をどのように捉えるかは、観客の感性に委ねられるべきだが、本作の衝撃を筆者なりに解釈すると、それは神尾が残した“圧倒的に美しい余韻”にずっと浸り続けられそうな鑑賞後の手触りだろうと思う。 【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます <文/加賀谷健>
加賀谷健
コラムニスト/アジア映画配給・宣伝プロデューサー/クラシック音楽監修 俳優の演技を独自視点で分析する“イケメン・サーチャー”として「イケメン研究」をテーマにコラムを多数執筆。 CMや映画のクラシック音楽監修、 ドラマ脚本のプロットライター他、2025年からアジア映画配給と宣伝プロデュース。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業 X:@1895cu
1
2
3
Cxense Recommend widget
あなたにおすすめ