“かわいい”を武器に生きてきた母親。息子に「殺されるんじゃないよ」と言った意図は|ドラマ『シジュウカラ』
コンプレックスを引きずり、こじらせた男たち
もうひとりのコンプレックス男である岡野(池内博之)は、忍(山口紗弥加)と婚約し、ふたりで家探しをしている。なかなかいい物件に巡り会えないとあちこち見て歩くが、いっそ図面を引いて一から建てるのもいいなどと思っているようだ。ところが不用意な一言を発したために忍の気持ちが変わっていく。 高校時代の同級生だからといって、「おばさん」呼ばわりされたり「賞味期限切れのめんどくさい漫画家」などと言われたら、忍の心が離れて当然だ。彼は自分がなれなかった漫画家にやはりどこか心の底で嫉妬を覚え、身近な忍に八つ当たりしていたのではないだろうか。 「漫画を描けない自分が編集者になって漫画家に描かせる。気持ちがよかった」と言っている。これでは作家に寄り添えるはずもない。中年以降までコンプレックスを引きずり、こじらせている男は救いようがない。これ…。最後まで宮崎さん最高でした!#宮崎吐夢 pic.twitter.com/OYkt0jEypv
— 坂井恵理*ドラマ『ヒヤマケンタロウの妊娠』4/21配信 (@erisakai) March 25, 2022
最終回で流れた曲まで深読みしたくなる
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