すると、彼は衝撃の返答。「承知いたしました。では、ご縁がなかったということで、今日ここまで来るのに使った高速代と、途中のコンビニで買ったコーヒー代、それにこのお店の食事代を払っていただけませんか？」と言ってきたのです。 　沙知代さんは驚き、どうして自分が払わなければならないのかと質問。それに対し、彼は「沙知代さんのほうが交際は無理だと判断されたのでしょう？ でしたら、私がこの日のために使った金銭を返すのは当然だと思いますが」と憤りました。 「本当に、びっくりしました！ トークや電話のように物腰は丁寧だったけれど、根本がすごく自己中心的な人でした。揉めるのが嫌だったので言われた通り、お金を払い、すぐに解散しました」 　言葉の丁寧さに人柄が比例しているとは限らない……。そう学んだ沙知代さんはこの出来事以降、これまでなら「軽そう」とあしらっていたであろう男性ともアプリでトークを交わし、その人の根っこの部分を知ろうとするようになったのだそう。 「今度は、トークや電話では見えない内面をちゃんと見て、いい恋をしたい」と語る沙知代さん。彼女が幸せを手に入れられる日は、近いかもしれません。 【他のエピソードを読む】⇒「実録！私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています！】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない！「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中！（採用時に謝礼あり）ご応募はここをクリック ＜取材・文／古川諭香＞