10代から20代にかけて酒量がどんどん増えていった
小さい頃から飲み始め、10代から20代にかけて酒量がどんどん増えていったというセルマ。自伝では、大学の春休みに出かけた旅行で、大量に酒を飲んだ挙句にレイプされたことも告白している。
「私は自分を小さく、そして静かにして、行為が終わるのを待った。あの夜起こったことは異常だったと言えればいいけれど、そうではない。私は複数回にわたり、レイプされた経験がある。私はあまりにも酔っていて、『お願い。止めて』という言葉を言えなかったから。暴力的だったのは1回のみ。私は毎回、そのたびに静かに恥を感じていた」
また、自伝のなかでは、母親とのいびつな関係に悩んだ日々についても描かれている。幼い時から様々な苦悩を抱え、一時は命を絶つことも考えていたというセルマだが、家族や友人に助けられて前に進めたという。
最近出演したTV番組では、アルコールに依存していたことについて、「注目されたくて飲んでいたわけではない。飲んで消えてしまいたかった」と本音を吐露。ただ、つらい体験を本に書いたことで「自分がトラウマの被害者である」と認識することができ、精神が浄化されたとも語っている。
2016年には、まだ幼い息子のために断酒を決意したセルマ。現在は「とても良い状態」で、将来にも希望を抱いていると語る。そして「自分の経験をシェアすることで、同じような苦しみを抱いている人々の助けになれれば」と願い、「この本を息子、そして苦しみの中でもがいている人々に捧げたい」としている。
セルマの自伝『ミーン・ベイビー』は、今月17日(現地時間)に出版される。
<文/BANG SHOWBIZ、女子SPA!編集部>