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春ドラマの名作ベスト5。『マイファミリー』以上に熱かった意外なNo.1は

梅雨に入り、この4月から放送されてきた春ドラマも次々と終幕を迎えています。今クールも全ドラマをチェックした筆者が独断と偏見で、観てよかったドラマをジャンル別に「名作ベスト5」としてご紹介します。

お仕事ドラマ部門:今田美桜『悪女』、山下智久『正直不動産』

新しく何かがはじまる予感がする春は、フレッシュなお仕事ドラマが観たくなるのは筆者だけでしょうか。今年の春ドラマは正直お仕事ものがあまりなくて残念……という印象でしたが、数少ない2本共が良作でした!
『悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?』

(画像:日本テレビ『悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?』公式サイトより)

デキない…しかしメゲない新入社員・田中麻理鈴(今田美桜)が、持ち前の明るさで周囲を巻き込みながら出世していく『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?』(日本テレビ系)。今田美桜が演じた主人公・麻理鈴の前向きに頑張る姿に元気をもらった人も多かったでしょう。スーパーウーマンの峰岸先輩(江口のりこ)をはじめ、多くの女性社員にスポットが当てられ、女性の社会における生きづらさを伝えるかに見えた本作。最終回では性別を超えた働き方の問題についても触れ、一人ひとりが自分らしく多様な形で働ける未来を少しだけ期待させてくれました。 そしてもう一作は、大きな反響を集めた『正直不動産』(NHK総合)。口八丁でNo.1の成績を収めていた不動産営業マンの主人公・永瀬財地(山下智久)が、ひょんなことから“嘘”がつけなくなり“正直営業”せざるを得なくなりました。思うように売上がたてられないなか、嘘をつけず悪戦苦闘しながら地主・買い主・売り主と真摯に向き合う山Pの姿が印象的。本音を伝えること、正直でい続けることが難しい現代において、その大切さを気づかせてくれた作品でもありました。

学園ドラマ部門:熱くて泣ける、間宮祥太朗『ナンバMG5』

今春クールで、個人的No.1のドラマでもあった『ナンバMG5』(フジテレビ系)。筋金入りのヤンキー一家の次男として生まれ育ったバリバリヤンキーの難破剛(間宮祥太朗)が「ヤンキーをやめて、普通の高校生活を送りたい」と、家族に内緒で普通の高校に入学する“逆”高校デビュー物語です。 家族の前では特攻服に金髪のバリバリヤンキー姿の剛ですが、高校では優等生で美術部…第7話では生徒会長にまで就任するという二重生活を送っていました。ヤンキー抗争や淡い恋、そして友情ももちろん見どころではありましたが、ハマったのは難破家の家族愛!
『ナンバMG5』

(画像:フジテレビ『ナンバMG5』公式サイトより)

やたらアツい父(宇梶剛士)に母(鈴木紗理奈)。高校時代に関東を完全制覇し“最強”のカリスマと崇められる兄(満島真之介)は、義理人情に厚く曲がったことが大嫌い。「何その髪型?何その服??笑」というヤンキースタイルながらも、かっこよく優しく家族想いの兄ちゃんにはキュンキュンでした。強すぎるふたりの兄を誇り、純粋に慕う妹(原 菜乃華)もまた超キュート。そしてなんといっても家族の愛犬である芝犬・松(豆三郎/声・津田健次郎)がとにかく可愛い過ぎる…家族のなかで一番はじめに剛の二重生活に気づき、ずっと剛と家族を見守り続ける健気な姿にもう癒されまくりでした! 6月22日(水)放送の最終回では、二重生活全てが明るみに出てしまった剛が、友人・学校・家族とどう絆を結び直すのか楽しみでなりません。
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恋愛ドラマ部門の名作は?
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