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犬猫を殺処分から救いたい、支援団体ハナコプロジェクトが目指す未来とは

もっと命を救うために。小さな積み重ねが大きな力になる

――わたし自身、自分になにができるかと照らし合わせると、正直保護活動は難しいですが、寄付なら参加できると思えます。同じように考える人は多いと思います。
もっと命を救うために。小さな積み重ねが大きな力になる

山田さんの家のナツとハル。ナツも保護犬でした (c)hanako-project

山田:そうですよね。お金持ちの人がたくさん寄付するのもいいですが、普通の人がちょっとだけするといったことも大事なんじゃないかなと。その積み重ねが大きな力になる。今回、本当に多くのみなさんが支援してくださっていて、しみじみありがたいことだと思っています。  犬や猫に関心を持つ人が増えるのは、やっぱりいいことだと思うんです。生体販売であるとか、飼い方の悪い人がいたりとか、色々と問題はありますが、基本的には動物の命を助けたい人たちの方が圧倒的に多いと思いますから、そうした母体が増えることは力になる。  私が10年前に取材を始めた時、犬と猫の殺処分は約17.5万匹(平成23年度・環境省)。今は2万匹台です。すごいスピードで9分の1ほどに減ったわけです。もちろん現場の頑張りがあるし、世の中の関心もある。そしてメディアで頑張って伝えてきた甲斐があったなと思います。これからも伝えていけば、世界は少しずつ変えていくことができるという実感もあります。  ただハナプロに関しては、私たちもまだまだ力不足ですし、見守っていただけると嬉しいです。「日本を変えるぞ。おー!」といった感じではなく、自分たちにできることを少しずつやっていこうと思っています。 <取材・文/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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