元彼がハイスペな女性が「30代から苦戦する」単純な理由。本人だけが気づけない
「時間が限られてるから」高年収男性としか会わない
「なぜ同年代の男性たちではなくて、視線さえ合わないプログラマーとお見合いしたのですか?」
「会ったらいい人かもしれませんけど、こっちの男性の方が年収も高いし。試しに会えばいい人かもしれないけど、時間だって限られてるし無駄にしたくないんです」
気持ちは分からなくもありません。週5で働きながら婚活に使える時間は限られており、現に由美さんも何人かと並行してデートをしています。
性格や人柄やコミュニケーション力は会わないと分からないのですが、プロフィールで分かるのは年齢、年収、学歴と写真や自己紹介文だけなのです。
由美さんは申込が来る男性の中で、際立って好条件の男性ばかりを選んでいるのでした。結果的に「条件がいいのに結婚できない男性」とばかり会っていたのです。
結局、会えるのは「自分と総合点が同じ人」
「そうなんですか。あんまり気持ちが乗らないんですけど、年収400万円とかのこういう普通の人にも会った方がいいですか?」
「普通の人って、由美さんも普通の人でしょう。期待が高まる人に会って同じこと繰り返して、年齢だけどんどん上がってますよ」
「でも妥協したくないし、いろんな人に会うのって時間もかかるじゃないですか」
「妥協って。自分と向き合って条件を整理するのは成長ですよ」
しぶしぶでしたが、由美さんは30代限定の今までならば断っていた非大卒の人、自分より身長が低い人、離婚歴がある人も会ってみるようにしました。
しばらくして、彼女から連絡をもらいました。
「いろんな人に会ってみると、学歴と年収が高いのに独身でいる人ってやっぱり癖が強いですね。いま離婚歴がある方と仮交際していますが、話しやすいです」
うまくいくことを祈っております。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
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<取材・文/菊乃>菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt
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