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「服やマスクがとにかく痛い…」感覚過敏の高校生が“困りごと”を仕事にできたワケ

感覚過敏は「気づきが多い」という才能

katohsan_02663──著書『感覚過敏の僕が感じる世界』の最終章では「感覚過敏は才能である」、またあとがきには「感覚過敏に人生を振り回されることなく、僕たちに主導権がある。支配されるのではなく、主体は僕たちでありたい」と綴られています。加藤さんは、今後ご自身の才能とどのように付き合っていきたいと思いますか? 加藤:やっぱり感覚過敏は日常生活を送る上でつらいものではあるのですが、周囲のことに過敏であるということは、視点を変えれば「気づきが多い」という才能だと思います。才能という言葉にとらわれる必要はありませんが、感覚過敏を嫌なものとマイナスの側面だけを見るのではなく、プラスの可能性も見つけていきたいと思っています。  僕自身、感覚過敏でつらいことも多いですが、小さな変化に気がつける過敏さを、感覚過敏のための商品開発や研究に使っていきたいと思います。その結果、同じように感覚過敏で悩んでいる人の役に立てるのなら嬉しいです。 <取材・文/菅原史稀>
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