杉野遥亮の演技にいちいち感動。『ユニコーンに乗って』でみせた新たなフェーズ
視線に感じる新たなフェーズ
杉野遥亮の演技の特徴は、基本的に相手に密着型であることだ。相手の反応を伺いながらそれに素直に反応してみせる。これは以前、『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』(日本テレビ系、2021年)で杉野が演じたヤンキー役に対して筆者が“ミラーリングの演技”だと指摘したことがある。今回の功役は、確かに同じ系譜のミラーリングであるのだけれど、そこからさらに一歩踏み込んでいる。 特に気になるのは、視線のわずかなゆれである。相手に照準を合わせながら、何か彼だけの世界を想像させるような視線のふるえを感じる。それでいて全体の印象として、相手をまじまじみつめる長身の姿がピタリと画面におさまる。なんだろう、この独特な存在感。彼が俳優としての新たなフェーズに入ったことを感じさせはしないか。この後よる10時からは『火曜ドラマ「ユニコーンに乗って」第5話【社運を賭けたビジネスコンテスト!】』。@unicorn_tbs
— TBS (@tbs_pr) August 2, 2022
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