社長夫人がたった2年で風俗嬢に…ワンマン社長の隣でイバっていた彼女の転落
急に新事業立ち上げ。反対した社員は退職をすすめられた
突然そんなことを言われても、映像の仕事しかしてこなかった社員たちにとってはまったく畑違いの世界。けれども、不安がる社員たちを後目に社長は多大な資金をその老夫婦の果樹園につぎ込んでいきました。
「私は言われるがままにリサーチをしたり販売用のサイトの立ち上げに関わったりしていたのですが、異論を唱える社員もたくさんいました。そういう人たちは専務に呼び出され『そんな声を社長に聞かせたら覇気が下がるから』と自主退職を促されました。結果、一部の幹部を除いてほぼ全員が退職。私も流れに乗って会社を辞めました」
そして、それから2年後のこと…。
2年後、風俗嬢のグラビア撮影で出会ったのはかつての社長夫人
広告代理店に転職したY美さんですが、この会社がメインで運営していたのが風俗のポータルサイト。Y美さんはコンテンツスタッフとして、とあるデリヘル店の“嬢”のグラビア撮影をすることになりました。
「その嬢が来てみてビックリ! なんと、それが前の会社の専務だったんです。正直、手足が震えるほど驚きました。向こうも私がわかったようですが、他人のふりをしたまま淡々と撮影を続行しました」
撮影中にグラビア掲載用のインタビューをしていたところ、彼女は「夫の経営していた会社が傾き、デリヘルで借金返済用のお金を稼いでいる」と語ったとか。かろうじて会社は生き残っているようでしたが、まさか専務が風俗をしながら支えているとは……。Y美さんは思わずその場を逃げ出したくなったそうです。
「社長のワンマンに殉(じゅん)じるために、そこまでするなんて……愛の深さにビックリですよ。でもそれからしばらくして、彼女の写真はお店から消えていたので、きっと辞めてしまったのだと思います。今、いったいどうしているのか……。10年以上経った今も忘れられないエピソードです」
―シリーズ「シリーズ「人生の転機、上がったり下がったり」」―
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<TEXT/もちづき千代子 イラスト/ただりえこ>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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