「松田龍平は想像の2倍しゃべる」共演した蓮佛美沙子が語る
生きていくことがだんだん楽になってきた
蓮佛「私の通っていた高校は同業の子も多かったので、大学進学はレアケースでした。進学を選んだのは、当時はアウトプットする環境だけになるのが怖かったからだと思います。プライベートでインプットする時間や環境がなくなるんじゃないかという恐れがあったというか。なので大学で学びたい意欲があったのと同時に、ただただ大学という場に行きたかった。友達と課題をしたり流行っている物事の話をしたり、私はしていませんが就活の話を聞いたり。色々な経験をできて、実際に行って良かったと思っています。でも、当時縛られていたようなインプット、アウトプットという概念は、年齢を重ねるにつれてなくなった気がします」
――というのは?
蓮佛「生きていれば全てがインプットになると気づいたのかな。大学時代に友達を作って、一緒に色んな経験をしたのも、自分の仕事のためにしていたわけではないですし。自然と経験値が増えていくなかで、意識的にしなくても、今では自分が心地よくインプットもアウトプットもできる状態になれている気がします。実は生きていくことがだんだん楽になってきているんです」
昔は完璧主義で周りの目を気にしていた
――逆にいうと、以前は楽ではなかったということでしょうか?
蓮佛「そうですね。どこか完璧主義だったり、周りの目を気にして、神経質な部分もありました。でも今はいい意味でどうでもいいと思えていて、そういう自分を心地よく感じています。自分の好きなこと嫌いなこと、自分が求めているものが分かってきた。そうしたものを30代、40代、50代と、どんどん探究していきたいです」
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