――辛い辛い、と言っているだけであまり行動をしていないということでしょうか。
三凛「こういう、相手の気持ちを勝手に決めつけてしまうタイプの方って多いんです。夫に相談してもダメだったから、どうせ無理…みたいに。だけど、単に自分の説明が下手だっただけかもしれないし、旦那さんが忙しいタイミングかもしれない。一回で諦めてしまうのは微妙だなって思います。“私だけが我慢をしていて、あなた達は全然わかってない”って思っていませんか?」
――だけど、もしこの相談者さんがいくら予定を詰め込んで忙しくなったとしても、義母は勝手に家に来て、お古のバッグやダサい花瓶を押し付けてきそうです。
三凛「僕だったら、捨てるかな(笑)。この義母世代の人は、よけいなおせっかいを親切心だと思ってやっているので、行動を変えようと思っても難しいんです。変えるなら、旦那さんの方ですよね。旦那さんのことを賢く動かして、義母に直接注意してもらうのが一番角が立たない方法だと思います。
だけど、男性ってしっかり説明しないと、“なんでそんなことをしなきゃいけないのか”わからないんです。例えば『
義母さんにお古のいらないものをもらって困っている』『
私がお母さんに“入りません”って直接言ったらどうなると思う?』『
実の息子であるあなたがお母さんに説明する方が、角が立たないよね?』…と順を立てて説明する。ちゃんと納得したら、旦那さんも動いてくれると思います」