「神を信じればガンは治る」ガン患者を勧誘する夫に怒り爆発!妻の決断は
結婚すれば、配偶者とその家族も自分の人付き合いに関わってくる場面があります。歓迎できる振る舞いならいいけれど、身勝手な言動で自分の友人が迷惑をこうむるなんて、絶対に避けたいですよね。
「この人、ヤバい家の人と結婚したんだ」と思われたら、その後のお付き合いは消え友情まで終わってしまうこともあります。
柳井優子さん(仮名・32歳)も、「ヤバい義家族」で大切な女友達をなくしかけたひとり。
「夫と義母には二度と友人を会わせません」
と固い決意を口にする優子さんに、何があったのでしょうか。
優子さんの夫は35歳、義父がやっていた工務店の事業を引き継いで今は自分が社長として仕事をしています。
義父名義で所有する土地を人に貸しておりそちらでの収入もあるので、「生活にはまったく困っていない」と優子さんは言います。
お付き合いしている頃から、夫とその一家が“ある宗教”を信心していることは知っていました。
夫からプロポーズされたときは、その宗教に自分も入らないといけないことが気になったけど
「専業主婦をさせてもらえるし、活動は家族内だけで済むことを見ていたから、目をつぶってOKしました」
と、深く考えることはしなかったそうです。
義実家はその宗教団体に多額の寄付をしており、そのせいで団体のなかでは高い地位にありました。
それを鼻にかける夫と義母、義父の姿はたまにイヤになるけれど、布教活動は生活の範囲内でやれるので、優子さんは特に文句は言わずに従ってきたそうです。
問題が起こったのは、優子さんが親しくしている女友達Aさんが乳がんを患ったときでした。
「Aさんなんだけど、この間の健康診断で乳がんが見つかったんだって」
ある日の夕食の終わり、優子さんは何気なくこの話題を口にします。
その女友達は、まだ初期の発見なのですぐの入院や手術などは必要なく、しばらくは投薬で様子を見る状態でした。
会ったことがある夫は驚いたように「それは大変だ」と返し、医療保険や薬の話などをしてその日は終わりました。

写真はイメージです(以下同じ)
「宗教一家」であることは知っていたけれど
