香港で「隔離ホテル」生活3日間。全食提供される“隔離ホテルご飯”に注目!
コロナ禍でグンと遠のいた海外旅行。しかし、やっと最近は規制も少し緩和され「そろそろ海外にも行けるかな」という一歩前くらいまで来たように感じます。
たまたま香港での仕事があった筆者は、今回久しぶりに海外へ…!香港は現在、到着後は3日間の隔離ホテルの滞在が義務付けられています。部屋からは1歩も出られず、ご飯は3食届けてもらえるんだとか。「ちょっと楽しそう…」とワクワクしながら隔離ホテルステイを体験してきました。(9月13日現在)
香港国際空港に到着後は迅速(じんそく)な検査を経て、事前に予約していた隔離ホテルに輸送されます。筆者が泊まったのはPanda Hotel。1泊のお値段は、食事込みで1,023香港ドル~です。(日本円で約18,000円ほど。こちら自腹になります。)ホテルに着いたらうろうろせずに、なるべく素早く部屋に入らなきゃいけないのです。
部屋の前に置いてあるイスは、ご飯が届けられたり、毎日自分で行うRAT検査(Rapid Antigen Testの略)の結果を置いておいたりするのに使います。(検査キットはチェックイン時に貰えます。)
RAT検査の結果は袋に入れて、決められた時間にイスの上に置きます。日によってPCR検査を行う日もあります。そんな時は一瞬だけドアの外に出て、係の人にサッと検査してもらいます。
滞在したお部屋は普通のビジネスホテルタイプ(より少し広いかなという感じ)のツインルームです。
3日間もお部屋に缶詰めで、毎日の検査以外は特にすることもないとなると、1番の楽しみは運ばれてくるご飯です。ご飯のメニューは曜日ごとに決まっており、入室時にメニュー表が渡されます。
ゴミは決められた時間にゴミ袋にまとめてドアの外に出します。
Panda Hotelの隔離ご飯は3食決まった時間に運ばれてきて、部屋の外にあるイスの上に食事を置くと、ドンドンとドアを叩いて合図をくれます。部屋のドアを開けるときは必ずマスクをして、さっとイスからご飯を受け取ります。香港はそんなに遠くない上に比較的身近な場所とは言え、ご飯は結構違いました。特にスパイスが印象的でした。
例えば、とある日の朝ご飯のメニューはこんな感じ。
メニューの内容は「Boiled Eggs, Baked Tomato, Chicken Sausage, Ham, Butter Cake and Packaged Drink」と書かれています。
小袋のスパイスもついてきます。
いただきます!卵は小袋のスパイスをかけていただいてみます。普通はトマトケチャップがついてきそうなところですが、これは「チリソース」です。ほどよい辛味と塩味で、これはこれで卵に合います。
「Boiled Eggs」とあったので、ゆで卵が来るかと思っていましたが、スクランブルエッグのような感じです。まだ暖かいうちに運ばれてきました。
トマトも軽く火が通っています。
ソーセージは「Chicken Sausage」と記載が。見た目は馴染みあるソーセージですが、口に入れると食べ慣れたポークとは少し違い鶏肉らしい硬さと脂質が少なそうなお肉の味がします。
「Butter Cake」と記されていたものは、「バターケーキ!どんなのがくるんだろう!」と想像を膨らませていましたが、結構普通のマフィンのようなものでした。
飲み物は豆乳です。豆乳は普段もよく飲むので、いただけて嬉しいです。少し甘味のある馴染(なじ)みある味でした。
香港で3日間の隔離ホテルステイ

隔離ホテルのご飯が面白い






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