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初デートがスイートルーム!? バラの花束まで用意していたバブリー青年の意外な恋愛事情

現れたのは、はにかみ笑顔のカワイイ好青年

当日、プレジデンシャルスイートはピンクのバラ21本で飾られ、早々に準備完了。勝手にモナコの熟年カップルを待っていると、午後一で笑顔のカワイイ若い青年フランソワが1人で現れました。一生懸命にイタリア語を話そうとするその姿、なんともキュートです。 「もう1人は後で迎えに行くことになっています」 そう言って先にチェックインを済ませ部屋を確認すると、ざっくばらんにお喋りが始まりました。 「このヴィラのことを教えて。エージェントに言われて予約したからよく知らなくってさ」 森に囲まれたプールやスパにあるエモーショナルシャワー(心地よい光とアロマが香るシャワー)、景色の美しいテラスなどを案内中、とにかく彼のトークが止まらない。通常、客の事情にはあまり立ち入らないようにするんですが、話してくる相手とにこやかに接するのも受付係の仕事です。 「彼女とは1週間前に知り合ったばかりでね、今日初めて会うんだよ」 と言われたときにはさすがにビックリしましたが、そこでようやく点と点がつながりました。つまりは出会いをサポートするエージェントが、このヴィラを予約して奇数のバラ(しかもピンク)を用意するよう裏で指示していた、というわけだったのです。こんなことまでためらうことなく教えてくれるフランソワ~、ピュアすぎて私の方が照れちゃいますよっ。 にしても、リッチでルックスも申し分ないモナコの好青年がエージェントに頼るなんて、純粋すぎて恋愛下手なのかしら。奥手なの?なんでなの??プールサイドで垣間見える、趣味のロードバイクで鍛えられたその体も超セクシーなのに、なんて下世話にも思ってしまったものです。

みずみずしい初逢瀬にドキドキ!

イタリア高級ヴィラさて、彼が迎えに行った女性というのはヴィラのある町に住むイタリア人で、彼ははるばるモナコから車を走らせて彼女に会いに来たそうです。まだ少し距離があるような、なんとなくぎこちないような。 夕方、テラスで一緒に過ごす2人からは、初々しさはもとより、みずみずしさがあふれていて、見ていてキュンとしちゃいます。チェックイン時に話しただけなのに、つい彼に親近感がわいてしまって、私までドキドキ。カクテルをサービスしながら様子をうかがいます。 結局、最初の晩は健全に家に帰って行った彼女も、翌日はお泊まり決定!めでたしめでたし、もう気分は初恋を見守るおばちゃんの私。特別にシュワシュワのワインを開けて乾杯です。
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ハードスケジュールも愛のためなら
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