さらに、男性客の暴走は続きました。 「私は呆れて黙っていたのに、『大丈夫だよ。この店、安心していいから』と男性が私に言うんです。みんなの前で優しい客を気取った態度にさらに腹が立ったんですよ。そんなこと言うなら、一杯奢ってくれって思いましたね（笑）」 　園子さんは、飲みに行った帰りのタクシーでも、女性扱いでイラついたことがあったそう。 「コロナの影響で飲食店の閉店時間が早くなったじゃないですか。そうしたら、終電も早まってタクシーに乗る機会が増えたんです。タクシーが通るのに目の前を素通りされることが多くて、仕方なしにタクシー配車アプリで呼んだんですよ。 　運転手にタクシーが捕まらなかった話をしたら、『女性客は近い距離が多いから嫌がられるんだよね』とか、『女性の一人客は泥酔していることが多いからね……』って言うんです。それって勝手な決めつけじゃないですか」 　園子さんはさらに続けます。 「一人で飲みに行くって言うと、『酒好きだよね～』って酒豪のように言われるのも女性だからですよね……。一つ一つは小さなことなのですが、重なると気になるんですよ。飲み屋では無駄な女性扱いはしないで普通にして欲しいです」 　仕事の疲れを癒す一杯。楽しく呑める場所がもっと増えると良いですね。 【他のエピソードを読む】⇒「実録！私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています！】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない！「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中！（採用時に謝礼あり）ご応募はここをクリック ＜文／池守りぜね＞