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両親から“1000万円の借用書”を渡されガク然、それでも止まらない親に絶望

水に流しても消えないモヤモヤ……

 その後、両親の会社は倒産し、バイト生活を送ることに。しかし、父親が病で急死。山崎さんは父親の遺品整理をしている時、スマホに恐ろしいメモを発見しました。 水に流しても消えないモヤモヤ……「どうやら、外国人へ献金をしてくれそうな人のことを表すような隠語を発見したんです。さらに見ていくと、借金の当てにできそうな人のリストもありました。さすがにこれはドン引きでした。母親に『これ以上、他人に迷惑をかけるな』と説教し、もうお金を借りないよう誓約書を書かせました」  結局、この出来事により例の外国人男性と縁を切らせ、過去の諍いも一旦水に流すことになりましたが…。 「実は、今でも怪しいものにハマる癖は残っていて、今度は謎の“水”にドハマりしていて。私の家にも強制的に送られてきたのですが、また誰かに迷惑をかけないか、不安です。元商売人なのに、楽にお金を稼ぎたいと思っているようで……。  過去に対しての怒りは正直まだありますが、怒り続けても自分がつらいだけなので、今は仕方ないと割り切っています。今後親とどう付き合っていけばいいのでしょうか……」

恨みきれない親との付き合い方、専門家の見解は

 山崎さんの悩みについて、親子関係心理学の専門家で、著書に『親子の法則人生の悩みが消える「親捨て」のススメ』がある三凛さとしさんにアドバイスを聞きました。 恨みきれない親との付き合い方…専門家の見解は?「まずは自分が親との関係をどうしたいかについて、はっきりさせましょう。どちらにしても、無理して付き合い続けるか、スッパリ縁を切るかの2択です。親の人生と自分の人生は別。親の価値観や性格自体は今後も変わらないので、ありのままの親と付き合えるかどうかを、自分と向き合って考えてみてください」  また、「親の言動に対してネガティブに捉えすぎている可能性もある」と三凛さんは言います。 「自分の親が他人に迷惑をかけることを『恥ずかしい』と思うかもしれません。とはいえ、客観的に見れば、自分が思うほど山崎さんの人生には大きな影響がない可能性もあります。もし付き合うのが嫌なのに『親だから面倒見ないといけない』という気持ちがあって無下にできないのなら、一時的に距離を置いて、介護や看護が必要になった時にもう一度距離感を考え直すという手もあるでしょう」  親といっても、人間としては全く別物。切り離して考えることで、少し楽になれるのかもしれません。 <三凛さとし 取材・文/女子SPA!編集部>
三凛さとし
ライフコーチ。親子関係心理学の専門家。米NY州立大学卒業。家庭内のトラウマによる生きづらさを抱えるアダルトチルドレンをセルフコーチングで克服。その経験から、才能開花や経済的成功、パートナーシップ改善を指南する自己改革プログラムを開発。9万人以上の人生好転をサポート。SNSやオンラインスクールを通じ、お金・時間・場所の自由、そして人間関係と心身の健康の充実を実現する方法を発信中。世界的起業家イーロン・マスクの母、メイ・マスクの子育てについての日本初講演会にて、インタビュアーに抜擢される。YouTube「スピリチュアル・リッチ三凛さとし」/Instagram:@sanrin_hikiyosecoach/Twitter:@sanrin_hikiyose
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