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本当においしい白菜の見分け方、3つだけ覚えてほしいポイント

 スーパーに入ってすぐに迎えてくれる、さまざまな野菜たち。特売だから買っておく、旬だから買っておく、そんなふわっとした目的で野菜をカゴに入れていませんか。『野菜売り場の歩き方』(サンマーク出版)は、日本一有名なスーパーの店員が書いた、野菜の全ノウハウが詰まった一冊。著者の青髪のテツさんは、フォロワー数48万人(2022年10月時点)の、スーパー業界随一、野菜・果物ジャンルのインフルエンサーです。  できれば毎日新鮮な野菜が食べたい、でも選び方がわからない。考えてみたら、それって当然のこと。野菜の基本を知らないから、なんとなくよさそうなものをふわっと選んでしまうのです。

スーパーでチェックすべき3点

スーパーでチェックすべき3点

写真はイメージです。(以下同じ)

 本書いわく、スーパーでチェックすべきなのは以下の3点。理由も含めて、本書から抜粋しました。 1 入り口付近の野菜をチェック  入店してすぐに単価の低いものをカゴに入れると購買意欲が刺激されて、ついたくさん買ってしまうという心理状態に。それを踏まえて、お買い得商品のみを買う。 2 常温平台で販売している野菜をチェック  旬の野菜は常温平台で目立つように陳列されている可能性が高い。 3 見切りコーナーをチェック  見切りコーナーの野菜を見ることで通常コーナーの野菜の鮮度がわかる。少ししおれている程度で見切りにしているのであれば、通常コーナーには鮮度抜群の野菜があると推測できる。  いかがでしょうか。特に見切りコーナーで通常コーナーの品質を見極める、というのは新しい視点ではありませんか。

野菜はすべて野菜室へ、は正しい?

野菜はすべて野菜室へ、は正しい? 買ってきた野菜は野菜室へ直行。それ、ちょっと待って。水分が抜けてからからになったり、味が落ちたり。せっかくの野菜を無駄にしてしまった人は、私だけではありませんよね。冷蔵庫は、冷蔵室、チルド室、野菜室に分かれています。それぞれの特性を、本書から学習しましょう。 ・冷蔵室(0~6度)……野菜室より温度が低いため、乾燥しやすい。保存袋に入れて保存。 ※キャベツ、白菜(カット)、ほうれん草、小松菜、レタス、ブロッコリー、ニラ、もやし、かぼちゃ(カット)、にんじん、大根、等 ・チルド室(0度)……凍る一歩手前の温度。 ※キャベツ、白菜(カット)、ブロッコリー、カリフラワー、もやし、じゃがいも、等 (冷蔵室でも問題ないが、チルド室があればチルド室に入れてほしい野菜) ・野菜室(3~7℃)……夏野菜や低温障害を起こしやすい寒さに弱い野菜の保存に向く。湿度が90%前後のため、野菜の乾燥を防ぐようにできている。 ※玉ねぎ(夏)、新玉ねぎ、トマト(夏)、きゅうり、ピーマン、パプリカ、アボカド(完熟後)、長いも、生姜、大葉、等  冷蔵庫ではなく、常温で保存したい野菜もあります。 ・常温(10~15度前後)……直射日光の当たらない風通しの良い場所。高温多湿の夏は冷蔵庫保存にする。 ※白菜(一玉)、玉ねぎ、かぼちゃ(まるごと)、じゃがいも、さつまいも、等  カットされている野菜か、まるごとなのか、形状によっても保存先が異なるので、注意して鮮度や味を保ちたいですね。
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美味しい白菜の選び方
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