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家族仲がボロボロの家庭で育った女性。ある日母親に連絡、衝撃の事実を知る

感情を入れると腹が立って……

 今も、両親やきょうだいと連絡は積極的に取っていない喜田川さん。「関わらない方が精神的に楽」と言います。 感情を入れると腹が立って……「友人に実家の話をすると、『家族なんだから仲良くしないと』と言われたりしますが、正直、放っといて!と思ってしまいます。感情を入れて向き合うと、腹が立ってしまうので、あえて家族のことは考えたくありません」  友達のようにフランクに接してくれる、自分の夫の家族の方が居心地がよく、コミュニケーションが取れているのだとか。 「このまま実家と連絡を取らないでいられるならそのままでいたいですが、家族ではなく、自分に問題があるのでは?という思いもあります。頑張って向き合った方がいいのでしょうか……」

専門家が示す「打ち解け合えない家族と上手に付き合うには」

 親子関係心理学の専門家で、著書に『親子の法則人生の悩みが消える「親捨て」のススメ』がある三凛さとしさんによると、「価値観の違いを受け入れる必要がある」と言います。 専門家が示す「打ち解け合えない家族と上手に付き合うには」「無意識に『家族だから同じ価値観や方向性を持っているだろう』と考えがちですが、同じ環境で育ったきょうだいでも全く同じ価値観にはなりません。考え方が違う人を否定せず、『こういう人なんだ』と違いを認めてみましょう」  また、周囲の言葉に流されて、無理に付き合い続ける必要もない、と三凜さんは言います。 「周りに何を言われても、大事なのはあなたの気持ち。夫の家族との居心地が良いのであれば仲良くすればいいし、合わない実家とは割り切って付き合えばいいのです」  世間としても“多様性”が叫ばれていますが、家族間でも「価値観が違って当たり前」と気づくことで、心が楽になるのかもしれません。 <三凛さとし 取材・文/女子SPA!編集部>
三凛さとし
ライフコーチ。親子関係心理学の専門家。米NY州立大学卒業。家庭内のトラウマによる生きづらさを抱えるアダルトチルドレンをセルフコーチングで克服。その経験から、才能開花や経済的成功、パートナーシップ改善を指南する自己改革プログラムを開発。9万人以上の人生好転をサポート。SNSやオンラインスクールを通じ、お金・時間・場所の自由、そして人間関係と心身の健康の充実を実現する方法を発信中。世界的起業家イーロン・マスクの母、メイ・マスクの子育てについての日本初講演会にて、インタビュアーに抜擢される。YouTube「スピリチュアル・リッチ三凛さとし」/Instagram:@sanrin_hikiyosecoach/Twitter:@sanrin_hikiyose
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