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義母との同居が息苦しい…「雨戸を閉めてると旅行と思われる」と出かけられず

 普段は都市部で生活をしていると、隣人の顔も知らないことが当たり前になっていますが、まだまだ田舎では“近所付き合いをしない選択”をとるのは難しいようです。
義両親と同居

写真はイメージです。(以下同じ)

 都心部から電車で2時間ほどの関東圏に住んでいる原田朱莉さん(36歳・仮名)は、夫と6歳になる息子と義母の4人暮らし。もともとは都内で夫と暮らしていましたが、子どもが小学校に入学するタイミングで夫の地元に引っ越しました。

自宅にピアノを置きたくて地方移住

「私は中国地方の出身なのですが、都市部に住んでいたので煩わしい付き合いは親世代まで。地元で結婚した妹は親とは別世帯だし、親戚づきあいも今は家族だけ集まる程度。だから関東出身の夫の実家も、そんな感じだと思っていたんです」  朱莉さんは息子にピアノを習わせていたため、ピアノが置ける夫の実家に引っ越すのを決意したと言います。 「夫の実家には、夫が子どもの頃に弾いていた大きめのピアノがあったんです。ずっと祖母が業者に調律を頼んでいたおかげで、今でも弾けるほど良い品質でした。都心に住んでいると中学受験なども盛んな地域で大変かと思い、引っ越したんです」  しかし、近所づきあいが少ないと言う予想は、外れてしまいました。 「義母は、ご近所さんの分もお墓参りをしたり、野菜のおすそ分けなども頻繁に行っていたんです」  実はその兆候は、結婚前からあったそうです。 「結婚式に、まったく関係のない苗字の高齢女性が来ていて、誰かと思うと近所に住んでいる義母の友達でした。キャンドルサービスでテーブルに行った時に、その女性が“〇〇ちゃん、優しいから大丈夫よ”と、義母の名前を親し気に呼んでいたので、親類と勘違いしていました」

義母に服装や外出にまで口に出される…

joshispa4 80代になる義母は、近所をやたらと気にするのに困っています。 「私の親はまだ60代なのですが、義母と私とはジェネレーションギャップも大きい。出かける時に、雨戸やシャッターをすべて閉めるのですが、義母が“ずっと雨戸を閉めたままだと、あの家はこのご時世に旅行に出かけているって言われてしまう”と言って、家族旅行にも出かけられないんです。確かに、コロナ禍なので旅行は行きづらいですが、このままずっと旅行ができないと思うと気が重いです」  朱莉さんは、黒髪にニットなど目立つ服装ではないですが、義母が服装にも口出しをします。 「出かけるときの服装にもうるさいんですよね。スカートを穿いていたら、“独身みたいよ”って言われたり……。悪気はないみたいなので、言い返すのも面倒で。あとなぜか美容院も、義母が行っている店にしか行けないんです。義母が行っている美容院だったら、子どもを見ててくれるからと……」
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近所付き合いが“密”な義母の信じられない言葉
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