菅生新樹、23歳。俳優1年で大活躍も「チャンスをもらえることは当たり前ではない」
好調な俳優活動に「感謝しないといけない」
「自分も楽しむことを忘れないでいきたい」
――今年で俳優活動を本格的にスタートして1年となりますが、今の原動力は何でしょうか?
菅生:何のためにやっているか自分の中で答えは固まっていないのですが、ただ観てくださる方たちに向けてやっていることは間違いないです。ドラマやエンタメって素敵なもので、たとえば1週間に1回、その日のために頑張れる方たちもたくさんいるわけで、そういうモノを作れる環境に参加できることは、本当に素敵なことだと思うんです。
自分たちが頑張ったことで、誰かが頑張ろうと思えるだけで僕はうれしいです。その方たちの時間をもらうわけなので、よいと思っていただける作品を残せたらなと思っています。
――この先、30代、40代のことはどう考えていますか?
菅生:大まかですけど、考えはあります。3年目、5年目、10年目、節目の目標を立てて、毎年少しずつでも成長できる仕事を積み重ねていきたいです。今年はこういうことを吸収できた、とちゃんと振り返られるように悩んで考えていければと思います。
『初恋の悪魔』の時に監督から「ずっとそのフレッシュな感じを忘れないでね」と言っていただいて、それが心に残っているんです。慣れたり当たり前になると、楽しむことも忘れてしまう人が多いのかなと。自分が楽しめなければ、視聴者の人も楽しめないですよね。自分がこの仕事をしている限り、それを忘れないでいきたいです。
<取材・文/トキタタカシ>
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