一方、中村倫也さんの筆跡は、流動的で全体的に丸みを帯びています。「中」や「倫」の角が丸いので、合理的で想像力豊かなクリエイティブタイプでしょう。

「中」と「村」の縦棒を曲げて書くところも、みんなと揃えるよりオリジナリティを重視したい方のよう。さすが、カメレオンと言われる個性派俳優にぴったりの筆跡でしょう。
ただ、気になるのが「倫」の筆跡の2か所。
1つは、つくりの下半分の四角い部分が、逆三角形のような形になっていることです。四角い字を、下部が細くなるように書く人は、芸術的感性が高くて繊細。そして、頑張っているのに才能を活かしきれない、もったいなさが表れることがあります。
できれば、下をしっかり広げた筆跡に変えると落ち着きを持てて安定するのですが、感性と繊細さは中村さんの魅力でもあるはず。ここは冷静でどっしりと落ち着いた水卜さんが、サポートすると良さそうです。
さらにもう1つの気になる筆跡は、へんとつくりがぴったりくっついているところ。これは過去の筆跡分析でよくとりあげているのですが、「異常接筆」といって、要注意筆跡の1つです。他人の話を全く聞かなかったり、信念が強すぎて間違った方向に突き進んでしまったりという危険性も。また、並外れた度胸を持った怖いもの知らずな人や、オカルト好き、マニアックな人にもこの筆跡が現れます。
夫婦ゲンカが増える要因にもなるため、できればへんとつくりの間に空間を作り、パートナーの話を聞ける姿勢を整えるとよさそうです。