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「捨てられない!」でも大丈夫。置く場所を変えるだけで片付くYouTubeで人気の神メソッド

動く? 動かない? 物の特性を知る

「物には『動く物』と『動かない物』がある」と本書がいうように、毎日使う物や薬や洗剤などのストック類、季節ごとに必ず必要になる物などの「動く物(使う物)」と、思い出の品や使わないけれど愛着がある物などの「動かない物(使わない物)」に分類されます。 「動かない物のかたまり(物だまり)」を本書は「岩」と称し、部屋の至る所にある「岩」を天袋や僻地の収納に封印したほうがいいと指南。 「生活空間にまったく動かない“岩”があると、スペースが狭まるので物が散らかります。だから“岩”を動かして、空間をあけるのです」。 部屋のコンセプトが決まれば、何が自分にとっての「岩」なのか、見えてくるのではないでしょうか。収納の中にも「岩」が存在する場所はそれをいったん掘り起こし、収納の中にスペースをあければ、「寄せた物」の埋める場所が生まれるのです。
収納の天袋の手が届かない場所に家族のアルバムがたくさん埋まっていました。

収納の天袋の手が届かない場所に家族のアルバムがたくさん埋まっていました。

キッチンの奥にあった食器棚を50cmほど前に出し、裏側にデッドゾーンを作って「埋める」場所にしました。カラーボックスを2つ重ね、そこにアルバムを収納。

キッチンの奥にあった食器棚を50cmほど前に出し、裏側にデッドゾーンを作って「埋める」場所にしました。カラーボックスを2つ重ね、そこにアルバムを収納。

最大の難関、衣類問題

 1年に数回は見なおしているのに、いつの間にか増えてしまうのが衣類。クローゼットや押し入れにはもう入らない、となると発生するのが脱ぎっぱなし、掛けっぱなし。せっかくクリアにした「景色」を壊さないために、4つの方法を本書から抜粋します。 ①日々「動く衣類」の動線を短くする  洗濯動線である脱ぐ→洗濯機→干す→取り込む→たたむ→定位置→着る、という毎日の工程をスムーズにするために、洗濯場所と保管場所である定位置の動線を短くする仕組みをつくります。 ②家族ごとに衣類を分けない  家族の物は各個人の部屋にしまう、という固定観念を捨ててみましょう。例えば毎日洗濯するような部屋着や下着類は洗濯動線上にまとめて収納すると衣類を戻すのが楽になるので散らかりづらくなります。 ③動かない衣類は埋める  シーズンオフの服や、礼服などの行事用の服はあまり動かない衣類です。ほぼ動かない衣類は、各自の部屋にある収納の奥や物置部屋に埋めてしまっていいのです。 ④洗濯問題に着目する  人は習慣でできていますから、「たたむ→しまう」この習慣が日々の暮らしでハードルになるのであれば、たたまずに掛ける収納に変更したりボックスの中にポイポイと放り込むだけの「ポイポイ収納」に変更するなど、日々の洗濯した衣類が部屋にたまらない工夫を考えてみましょう。
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暮らしに根差した片づけ術
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