「なんと熱風で、脇の部分が変質して、ただれたみたいになってしまったんですよ~!しかももうHさんとの約束の時間がきてしまい、仕方なく脇が変になっちゃったシャツを着て外に出たんです」
汗くささは消えたような気がしますが、残念な見た目になってしまいました。
「外で待っていてくれたHさんに、どうしたの、それ?と聞かれて、なんの言い訳も思いつかなくて、恥ずかしかったのですが正直に事情を話したんですよ…」
すると「あ、僕もその番組観てたよ~!」と爆笑するHさん。
「そしたらHさんが『夏に汗くさいのなんてしょうがないよ!とにかく僕んちへ行こう、Tシャツ貸してあげるから。そんな格好で歩かせられないよ』とタクシーを止めてくれたんです」
その夜は、Tシャツを借りて麦茶をご馳走になり帰った夏希さんでしたが…。

「その日から2人の距離がグッと縮まって、その後すぐにお付き合いする事になりました。いや~汗くさいシャツをドライヤーで溶かして絶望していた時の自分にグッジョブと言いたいですね(笑)」
続いては、夏におかしがちなリスクを経験した女性のエピソードです。
宮田芳佳さん(仮名・22歳)は、劇団員をしつつ、パブでアルバイトをしながら女優を目指しています。
「公演や稽古があるので、わりと時間の融通(ゆうづう)がきくパブでバイトをしています。マスターが作るまかないがとても美味しいのも魅力で(笑)」
ある夏の日、深夜3時まで働いて帰路につくと、家に着く頃に薄っすら明るくなってきたそう。
「公演が近づいていてテンションが上がっていたので“よし、体力作りの為にジョギングしよう”とTシャツ短パンに着替えて部屋を出ました」
40分程走って汗だくで部屋に戻る芳佳さん。
「ほどよい疲労感と汗をかきまくったので、シャワーが最高に気持ち良くて!バスルームから出て全裸でクーラーの風を浴びてリラックスしていたんですよ」
すると、ソファーにバスタオルをひいた上で全裸のまま眠ってしまったそう。

「ふと目を覚ましたら…窓の外の木にハシゴをかけて剪定(せんてい)していた植木屋さんとバッチリ目が合ってしまったんですよ!あわてて『ギャー!』と叫びながらカーテンを閉めました」
芳佳さんの部屋は2階で、目の前を木が茂っているため、他の建物からの目隠しになっているのでカーテンを開けっ放しで過ごす事もよくあったそう。
「まさか、ハシゴで木に登ってくる人がいるなんて想像しなかったので…完全に油断していました。あぁ、知らないおじさんに全裸で寝ているところを見られてしまい悔しいです」
それ以来、芳佳さんはきちんとカーテンを閉める習慣が身についたそうです。
続いては、久しぶりの実家で思わぬ失敗をしたエピソードをご紹介します。