反町隆史と竹野内豊がW主演したフジテレビ「月9」ドラマ『ビーチボーイズ』（1997年）のBlu-rayが、2023年7月26日に発売された。 　夏だ、海だ、夏ドラだと言わんばかりの発売に思わず心ときめく。当代一の若手だった反町と竹野内効果で、平均視聴率23%、最高視聴率26.5%を記録した。 「イケメンと映画」をこよなく愛する筆者・加賀谷健が、“隆史＆豊”コンビが刻む永遠の名作ドラマを紐解く。 　反町隆史と竹野内豊。現在、反町が49歳、竹野内が52歳。俗にイケオジと呼ばれる年齢だ。トレンディーなイケメンからイケオジへと息の長いふたりの俳優人生に思いを馳せてしまう。 　渋い色気を漂わせるようになったふたりの現在は、それぞれテレビCMで大人の余裕を全開にする。反町は『アリナミンV』で栄養ドリンクをチャージして、オフィス内でシャキッと爽やかに完璧にキメる。 　竹野内は、『uno』シリーズでビジネスマンとしてのスキンケアは必須なんだとエレガントに説得力をもたせる。ともにスーツ姿。ゆったり威厳があり、隙のない出で立ちは、日本を代表するイケオジ俳優にふさわしい。 　そんなイケオジの魅力はさることながら、でもやっぱり夏になるとどうしてもあの作品での伝説的共演が懐かしくなってしまう。当時23歳と25歳だった“隆史＆豊”による鉄板コンビがテレビドラマ史上に残る名演を刻んだ名作ドラマだ。 　そう、フジテレビの「月9枠」で1997年に放送され、平均視聴率23%を記録した『ビーチボーイズ』だ。本作が同枠で決定づけた真夏の海のイメージは、いやはや茅ヶ崎の国民的グループ「サザン・オールスターズ」のサウンドをも凌ぐのでは。 「夏だ、海だ、隆史＆豊だ！」と思わず叫びたくなる。その叫びに応えるてくれるかのように、何と今夏は本作のBlu-ray BOXが発売されたのだ。これはあまりにもナイスなタイミング。こうして彼らが残した夏物語は永遠に語り継がれていく（反町が歌う主題歌タイトルがまさに「FOREVER」）。