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俳優・坂東龍汰「自分はこの仕事が向いている」と語る理由。共演の横浜流星は「とにかく優しくて、すさまじくストイック」な人

横浜流星はとにかく優しくて、すさまじくストイックな人

坂東龍汰――横浜流星さんの印象を教えてください。 坂東「とにかく優しいです。いろんな人に気を使って周りを気にしてくださっていて、本当に視野が広い。それでいて、すさまじくストイックですね。噂には聞いていましたが、『ここまでか!』っていうくらいストイックでした。もともと流星くん本人が格闘技をされていたのもありますし、今までやってきた作品もそうですけど、今回特にすごく気合が入ってるんだろうなというのがビシバシ伝わってきました。練習をしていても、僕は結構楽しく練習したいタイプなんですが、流星くんは常に目がガチなのでめっちゃ怖くて、極力ふたりでの練習は避けたかったです(笑)」 ――こういう部分は意外だったといったところはありましたか? 坂東「いや、イメージ通りでした。本当にまっすぐで迷いがなく。それこそ流星くんが演じていた翔吾と重なる部分もありましたね。自分の限界というかリミットも外しても取り組んでいるような姿勢というか、撮影に挑む姿勢は、並大抵のものではなくて恐怖すら覚えるほどのものでした。当たり前なんでしょうけど、すごいなと思いました」

これからの課題は……色気?

坂東龍汰――坂東さんが同世代でライバルだと感じる俳優さんはいますか? 坂東「そういうのはあまりないんですよね。過去の作品を観て、例えば今30代半ばだったり、40代の先輩方が、今の僕と同じくらいのときにやっている作品やお芝居を見たときに、『超えていきたい!』と闘志がメラメラ燃える瞬間はあります。先輩方が20代のころって、時代の変化もあるでしょうけど、『なんでこんな色気が出せるんだろう』と感じることが多いです。そこは課題にしたいんですけど、なかなか難しいですね(苦笑)」

ホンネや本質がダダ洩れの役者でありたい

――女子SPA!は女性の「ホンネ」と向き合うサイトなのですが、ちなみに坂東さん自身は「ホンネ」と聞いて何が浮かびますか? 坂東「僕はホンネが滲み出ている人でいたいなとは思いますし、会ったときに、そう生きているなと感じる人と一緒にいたいです。それってお芝居とも共通している部分があるのかなと思っていて」 ――俳優さんはウソをつく職業でもありますが。 坂東「確かにそうですが、表面的なウソとか、ホントではなくて、ホンネというか、本質が滲み出る役者でありたいというか」 ――なるほど。 坂東「それこそ流星くんのまっすぐさというのもそうだと思うんです。その人の本質みたいなものがダダ洩れている人を、僕は好きになって一緒にいたくなっちゃう。僕自身も、そういったホンネ、本質がダダ洩れの人、役者であれたらなと思っています」 <撮影・文/望月ふみ>
望月ふみ
70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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