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表参道のナゾ「犬の大群を引き連れた短パン男性」を直撃!満面の笑顔のワケは?|辛酸なめ子

女子高生に負けたくない、っていう気持ちから短パン生活

 本能の話でいうと、森部さん自身も散歩中にトイレに行きたくなったりはしないのでしょうか。半ズボンなので秋冬は体が冷えそうです。 「僕、今39歳なんですけど、子どもたちに元気な姿を見せたいと思って短パンはいてます。夏は大丈夫なんですけど、冬はもうめちゃくちゃ寒いんですっごいトイレ行きたくなるんですよね。本当オムツしたいくらいです。  でも、全部逆算してこの時間から水分とらない、とか準備しています。どうしても我慢できなくなったらスタッフを呼んでリードを持ってもらいます」  短パンというと日本では勝俣氏が有名ですが、もしかしたら世界的には森部さんの方が短パン有名人として認知されているのかもしれません。毎日の犬の散歩に、短パンという要素を加えることでさらに健康になることを発見した森部さん。 「女子高生が短いスカートをはいてるのに、なんで大人になってそういう格好ができなくなるんだろう、女子高生に負けたくない、っていう気持ちから短パン生活。風邪ひかなくなりますよ」

健康、知名度、モテ……犬の恩返しで全てを

 トークイベントのあと、原宿に向かい、森部さんの散歩姿を見学しました。16匹の犬のリードを持ち、カメラを向けると満面の笑顔に。群れのリーダーとして犬たちに見上げられ、頼られていました。  海外メディアのカメラマンが同行し、森部さんを撮影。時折海外の方や日本人に囲まれたり「かわいい~!」と声をかけられたりしています。健康、知名度、モテ……犬の恩返しで全てを手に入れた森部さんは、また今日も満面の笑顔で表参道を歩いています。  <文・イラスト・写真/辛酸なめ子>
辛酸なめ子
東京都生まれ、埼玉育ち。漫画家、コラムニスト。著書は『辛酸なめ子と寺井広樹の「あの世の歩き方」』(マキノ出版)、『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』(筑摩書房)など多数。
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